BIMSECTION [BIM断面を定義]

BIM断面図形を作成します。

BricsCAD Shape; BricsCAD BIM

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説明

現在の座標系(WCSまたはUCS)のXY平面上に、現在の座標系の負のZ方向をビュー方向(2)とするBIM断面図形(1)を作成します。
Note: ダイナミックUCS(UCSDETECT)がオンのとき、切断面はカーソルの下の3Dソリッド面に整合します。

BIM断面図形は専用のBIM_SECTIONS画層に作成されます。

使用方法

BIMSECTIONコマンドで作成できるBIM断面図形には3種類あります。

  • 平面タイプ:水平切断面を表示します。
  • 断面タイプ:モデルをカットする垂直断面を表示します。
  • 立面タイプ:外観立面図を表示します。
Note: BIM断面種類は、プロパティパネルで変更できます。
Note: GENERATEASSOCVIEWSシステム変数の設定で、VIEWSECTIONで作成する2D図面を元の3Dモデルと常に関連付けるかどうか指定できます。GENERATEASSOCIVIEWSがオンの場合、3Dモデルに変更を加えると自動調整寸法が更新され、BIMSECTIONUPDATE が実行されます。

オプション

断面を配置するポイントを選択
点を指定します。
Note: カーソルの位置に従い、断面がユーザー座標系(UCS)のXY平面と平行にダイナミック表示されます。
距離を指定
距離を入力するか、1点を指定します。
Note: ダイナミック寸法(DYN)をオンにしておくことをお勧めします。こうすることで、ダイナミック入力フィールドに距離を入力できます。
Note: 指定したポイントによって断面が定義されます。1番目のポイントからのオフセットを指定した場合は、その箇所で定義されます。切断線は、ユーザー座標系(UCS)またはダイナミックUCSのX軸と平行に配置され、1番目のポイントからのオフセットを指定したポイントを通ります。
Note: BIM断面図形の切断線と吹き出しのみが表示されます。切断面をハイライト表示にする (選択する) と、断面の境界やボリュームが表示されます。
クリッピングをオンに設定
クリップ表示のプロパティをオンにします。
Note: このオプションはデフォルトで設定されています。ホットキーアシスタント(HKA)のシステム変数がオンの場合、Ctrlを押すとクリップ表示のプロパティがオフに切り替わります。
Note: 複数の断面で同時にクリップ表示をオンにすることができます。このプロパティは、モデルビューで保存することができます (VIEWコマンドをご参照ください)。
クリッピングをオフに設定
クリップ表示のプロパティをオフにします。
Note: クリップの表示プロパティは、プロパティパネルで変更することができます。
詳細
詳細断面を作成します。
既存
既存の断面に基づき、詳細断面を作成します。詳細断面のベースとなる矩形は、選択した断面の切断面と平行に作成されます。
インテリア
スペースの内部立面図と平面図を作成します。
Note: 空間のBIM/内装の立面図プロパティは、オンに設定されます。BIMSECTIONUPDATEコマンドを使用して、内装の立面図を更新します。
尺度
BIMSECTIONUPDATEコマンドで作成した図面ファイル内のビューポートの尺度プロパティを設定します。
Note: デフォルトの尺度は、設定ダイアログボックスでSECTIONSCALEユーザー設定によって保存されます。(デフォルト値は0.02)
反射天井
切断面に投影された天井の平面図を作成します。
Note: 天井伏図に、天井に設置された照明器具などのサイズや位置が示されます。デフォルトでは、天井伏図断面のクリップ表示プロパティはオフに設定されています。

グリップの編集

BIM断面図形の状態に応じて、グリップを使い編集することができます。
  • 平面状態:
    • 始点グリップ (1):切断面と始点の吹き出し位置を移動できます。
    • 終点グリップ (2):切断面の方向と終点の吹き出し位置を修正できます。
    • 中央グリップ (3):切断面と中点の吹き出し位置を移動できます。
    • 矢印 (4):表示方向を反転させます。
  • 境界状態:
    • 中点グリップ (1):断面図形を移動できます。
    • コーナーグリップ (2、4):断面の境界/ボリュームを変形させることができます。
    • 中点グリップ (3、5):断面の境界/ボリュームを伸ばすことができます。
  • ボリューム状態:
    • (6):断面図形の上面を移動できます。
    • (7):断面図形の底面を移動できます。