ハッチングとグラデーションのシステム変数

システム変数は 設定ダイアログを使用して設定できます。

変数 タイトル 説明
MEASUREINIT 計測初期値 新規図面の作図単位をインチまたはミリで設定します(さらに、どちらのハッチングパターン、線種ファイルを使用するかをコントロールします。インチ系のときはANSI、メートル系のときはISO)。
MEASUREMENT 計測値 カレント図面の作図単位をインチ系またはミリ系で指定します。MEASUREMENTは、ANSIまたはISOハッチングパターンと使用されている線種ファイルをコントロールします。
OSOPTIONS 図形スナップ オプション 特定の図形種類の図形スナップを抑制します。

設定値は、選択したすべてのオプションの値を合計したビットコードとして保存されます。

PICKSTYLE 指示スタイル グループ選択と関連付けハッチング選択を指定します。

PICKSTYLEの値は、選択したすべてのオプションの値を合計したビットコードとして保存されます。

Note: Ctrl+Hを押すと、PICKSTYLEが0または1の場合は0と1が切り替わり、PICKSTYLEが2または3の場合は2と3が切り替わります。
PREVIEWFILTER 選択プレビューフィルター どの図形タイプを選択プレビューから除外するかを制御します。

設定値は、選択したすべてのオプションの値を合計したビットコードとして保存されます。

FILLMODE 塗り潰しモード マルチライン、塗り潰し線、ソリッド、ハッチング(塗り潰しを含む)、および、幅付きポリラインを塗り潰し表示するかどうかを決定します。
GFANG グラデーション塗りつぶし角度 グラデーション塗りつぶし角度を決定します。
GFCLR1 グラデーション塗りつぶし規定色 グラデーション塗りつぶしの最初の色
GFCLR2 グラデーション塗りつぶしの二番目の色 グラデーション塗りつぶしの二番目の色
GFCLRLUM グラデーション塗りつぶしの濃淡レベル 一色で塗りつぶす際の色の濃淡をコントロールします。
GFCLRSTATE グラデーション塗りつぶしの色数 グラデーション塗りつぶしの色数(一色または二色)を定義します。
GFNAME グラデーション塗りつぶしの名前 グラデーション塗りつぶしのパターンを決定します。
GFSHIFT グラデーション塗りつぶしシフト グラデーション塗りつぶしのパターンを中央に配置するか、上に移動して左に移動するかを指定します。
HPANG パターン角度 ハッチングパターンの角度を保存します。
HPANNOTATIVE 異尺度対応ハッチングパターン 新しいハッチングパターンが異尺度対応かどうかをコントロールします。
HPASSOC ハッチングパターンの連携 新しいハッチングパターンとグラデーション塗り潰しを連携させるかどうかを指定します。

連携させた場合、ハッチングパターンとグラデーション塗り潰しの境界が変化すると、境界に合わせて自動的に更新されます。

HPBACKGROUNDCOLOR ハッチング背景のデフォルト色 ハッチングの背景色です。

そのままの場合は'.'を入力

HPBOUNDRETAIN ハッチングパターンの境界を保持 HATCH/BHATCHコマンドが境界図形を作成するかどうかを決定します。
HPBOUND パターン領域 BATCHとBOUNDARYで作成された図形タイプ(リージョンまたはポリライン)を決定します
HPCOLOR ハッチングのデフォルト色 ハッチの前景色です。

CECOLOR で定義されている現在の色を使用するには、'.' と入力します。

HPDOUBLE クロスハッチングパターン ユーザ定義パターンで、単一のハッチングを作成するのか、クロスハッチングを作成するのかをコントロールします。
HPDRAWORDER ハッチングパターンの表示順序 ハッチングとグラデーションの表示順序を指定します。ハッチングとグラデーションダイアログで設定した表示順序は、ここに保存されます。
HPGAPTOL ハッチングパターンのギャップ許容差 BHATCHまたはBOUNDARYの境界を生成するとき、図形が完全に閉じられていない場合に使用される許容値を定義します。ハッチングとグラデーションダイアログの許容値設定は、ここに保存されます。

デフォルト値は0です。現在のビューサイズに基づいて、アプリケーションによって許容値が設定されます。拡大すると、境界検出に失敗します。ズームアウトして輪郭が「閉じた」ように見えると、境界が検出されます。0より大きい値は、作図単位の最大ギャップを定義します。

0~5000までの値が指定可能です。

HPISLANDDETECTION ハッチングパターンのアイランド検出 ハッチング境界内のアイランドの処理を指定します。
HPLAYER 新しいハッチングのデフォルト画層 新しいハッチングのデフォルト画層を指定します。
HPLINETYPE ハッチングパターンの線種 ハッチングオブジェクト内の連続していない線種の表示をコントロールします。オフ(0、既定値)の場合、線種は連続して表示され、割り当てられた線種は無視されます。オン(1)の場合、連続していない線種が適用されます。(推奨しません。パフォーマンスが低下します。代わりに、連続していない線種を持つ定義済みのハッチングパターンを選択できます)。
HPMAXAREAS 低密度ハッチングの塗り潰しモード 低密度ハッチングの塗り潰し方法をコントロールします。
HPMAXCONTOURPOINTS ハッチング輪郭線上の点の最大数 ハッチング図形に含まれる、レンダリングできる輪郭(アウトライン)上の点の最大数を指定します。ポイント数が指定された値を超えると、ハッチングはレンダリングされません。

0~10000000の範囲で指定できます。この変数のデフォルト値は100000です。0に設定すると、チェックが無効になります。つまり、変数は使用されません。

HPNAME パターン名 デフォルトのハッチングパターン名を保存します。
HPOBJWARNING ハッチングパターン図形の警告 多数を選択すると処理時間がかかるハッチング境界の数について、警告を表示する選択数を指定します。

0~10000000までの値が指定可能です。この変数のデフォルト値は10000です。

HPORIGIN パターン原点 カレントUCSに連携した新しいハッチングの基点を保存します。
HPSCALE パターン尺度 ハッチングパターンの尺度係数を保存します。
HPSEPARATE パターン分割 複数の境界が選択されたとき、ハッチングコマンドが、単一ハッチングパターンを作成するか、分割ハッチングパターンを作成するかを決定します。
HPSPACE パターン作画間隔 ユーザ定義ハッチングパターンのハッチングライン間隔を設定します。
HPTRANSPARENCY 新しいハッチングのデフォルト透過性 新しいハッチングのデフォルトの透過性を指定します。

新しいハッチングのデフォルト透明度レベルを指定します。以下の値が受け入れられます: '.'(デフォルト「カレントを使用」)、ByLayer、ByBlock、0(完全に不透明)、1〜90(透明度のパーセンテージ)

MAXHATCH 最大のハッチング破線 ハッチングパターン内の破線の最大数を指定します。破線の最大数を超過するハッチングは作成できません。

100~10000000までの値が指定可能です。この変数のデフォルト値は100000です。

MIRRHATCH ハッチングパターンをミラーリング MIRRORコマンドがハッチングパターンをミラーリングするかどうかを決定します。
SRCHPATH ファイル サーチパス カレントフォルダーに存在しない文字フォント、カスタムファイル、プラグイン、入力図面、線種、ハッチングパターンを検索するフォルダーを指定します。検索パスは、セミコロン(;)で区切られます。
PdfImportVectorGeometry ベクタージオメトリ ベクタージオメトリを無視または読み込みます。PDFジオメトリデータタイプには、線形パス、ベジェ曲線、ポリラインとして読み込まれる塗りつぶされたエリア、2Dソリッドまたは塗りつぶしソリッドハッチングがあります。公差内では、円弧、円、楕円に似た曲線はそのまま補間されます。パターン付きハッチングは、分割された別個の図形として読み込まれます。
PdfImportSolidFills 塗りつぶしのソリッド 塗り潰し領域を無視するか、または読み込みます。これらの塗りつぶし領域が最初に AutoCAD®からPDF形式に書き出された場合、ソリッド領域にはソリッド塗りつぶしハッチング、2Dソリッド、ワイプアウトオブジェクト、幅の広いポリライン、三角形の矢印が含まれます。
Note: 上や下にある図形が見やすいように、塗り潰されたハッチングに50%の透明度が割り当てられています。
PdfImportConvertSolidsToHatches ソリッドの塗りつぶしをハッチングに変換 2Dソリッドオブジェクトをソリッド塗りつぶしハッチングに変換します。