起動オプション

BricsCADを起動するときに、引数またはスイッチを追加できます。例えば、

  • コマンドライン"BricsCAD.exe drawing1.dwg drawing2.dwg drawing3.dwg”は、BricsCADを起動し、指定した図面を読み込みます。
  • コマンドライン"bricscad.exe /P MyProfile"は、「MyProfile」ユーザープロファイルを使用してBricsCADを起動します。
  • コマンドライン”bricscad.exe /pr LicenseLevelName”は、指定されたライセンスレベルを使用してBricsCADを起動します。

"/P MyProfile"は、コマンドラインスイッチと呼ばれます。スイッチの前には、スラッシュとハイフンのどちらを置いても構いません。例えば、"-P MyProfile"で動作します。スペースは任意で、例えば"/PMyProfile"でも動作します。また、スイッチ文字は大文字と小文字を区別しません。例えば、"-p MyProfile"でも動作します。

スイッチ 説明
/P [ユーザープロファイル名]

/Pオプションなしで起動すると、BricsCADはカレントのプロファイル(=最後に使用されたプロファイル)を使用しますが、これは必ずしもデフォルトのプロファイルではありません。

/Pオプションで指定されているユーザープロファイルが起動時に存在しない場合、新規の空のユーザープロファイルがその名前で作成されます。

/P 引数が.argの場合、ファイル、.argファイルは、最初の実行時にプロファイル設定を初期化するために使用されます。(ユーザープロファイルのページの指定したユーザープロファイルでBricsCADを開始を参照してください)

/pr [ライセンスレベル名]

/prオプションなしで起動すると、BricsCADはカレントのライセンスレベルが使用されます。

有効な文字列は、「lite」、「pro」、「bim」、「mechanical」および「ultimate」です。大文字/小文字の区別はありません。

有効な/pr引数は、現在のセッションのRUNASLEVELシステム変数を設定します。

例えば、"C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD V23 en_US\bricscad.exe" /pr liteは、LiteライセンスレベルでBricsCADを起動します。

Note: /pr shapeを使用して、BricsCAD Shapeを起動することができます。
/B [スクリプトファイル名.scr] (*)

起動時にスクリプト(* .scr)またはlisp(* .lsp)を実行します。

ドラッグし、アプリケーションのメインフレームウィンドウにドロップすることができ、すべての種類のファイルを開きます。

ファイル名に引数「/B」が入っていなくても、「/B」が入っているのと同様に開きます。したがって、bricscad.exe mylisp.lsp は bricscad.exe /B mylisp.lspと同じです。同様に、bricscad.exe my.dwg は bricscad.exe /B my.dwgと同じです。

/L スタートのスプラッシュスクリーンを非表示にします。
/LD [application.arx/brx/drx/lsp/dll] (*) 起動時にアプリケーションをロードしたり、ファイルの拡張子に応じて、新規または開いた図面ごとにアプリケーションをロードします。ファイルの拡張子が.lsp/.des/.mnlの場合は、lispファイルとして扱われ、ずべての図面で読み込まれます。その他のファイルタイプは、起動時に一度だけ読み込まれます。
/Safemode

サードパーティのプラグインコード、イネーブラー、およびユーザーのLispファイルのすべてを、現在のセッションにロードされないようにします。クリーンな環境で起動すると、潜在的なクラッシュの原因を防ぐことができます。

トラブルシューティングのページのアプリケーションなしでBricsCADをセーフモードで起動する方法を参照してください。

/ S [path] SRCHPATHを再定義します。例:BricsCAD.exe /S C:\BricsCAD\
/ T [テンプレートファイル名] 指定されたテンプレート図面に基づき新規図面を作成します。
/regserver

/unregserver

(Windowsのみ)

Registers/unregisters BricsCAD's COM interfaces.
/Automation

(Windowsのみ)

メインフレームウィンドウを表示せずに(UIを非表示にして)BricsCAD Shapeを起動します。

このスイッチは、COM オートメーションで使用するためのものですが、COM を使用しないバッチ処理タスクにも役立ちます。

オートメーションスイッチは、他のスイッチと一緒に使用できます。

スクリプトファイルの読み込みの例:

<BricsCAD .exepath> /automation /B <path> /scriptFileName.scr

読み込まれたスクリプトは、完了時に最終的にアプリケーションを閉じる必要があります。

Note:
  • スペースを含むスイッチ引数は、ダブルクォートで囲む必要があります。例:/P "My user profile"
  • スイッチは組み合わせることができます。例えば、/P MyProfile /L /S C:\BricsCAD\ スプラッシュ画面なしで MyProfile ユーザープロファイルを使用してBricsCADを開始し、SRCHPATHシステム変数を、C:\BricsCAD\に設定します。
  • 引数を必要とするスイッチパラメータの後に有効な引数を指定する必要があります。
  • (*) スイッチ /B と /LD により、あらゆる種類のファイルを読み込みできますが、中には予期しないものもあります。例えば、.cui、.dsd、.txt.pdfなどのタイプも処理されます。
  • BricsCADの起動時にGETSTARTED = オンの場合、BricsCAD ランチャダイアログボックスが表示され、ワークスペースを選択できます。

これらのスイッチの他に、コマンドライン引数としてBricsCADファイル名をサポートしています。

サポートファイル種別は以下です:

  • DWG - 図面読み込み
  • DXF - 図面読み込み
  • SCR - スクリプト読み込み
  • LSP - LISPプログラム読み込み
  • DLL - ADS/SDS あるいは DRX/ARX プログラム読み込み
  • SLD - スライドファイル読み込み
  • MNU - メニューファイル読み込み
  • CUI - メニューファイル読み込み