板金の設計方法

板金設計により板金部品をモデル化し、製造情報を使用して展開図を生成することができます。

設計プロセスは製造プロセスとは異なるため、BricsCADを使用して複雑な板金部品を簡単かつ迅速に作成できます。カットして曲げる平面シートの観点から考えるのではなく、ダイレクトモデリングツールを使用してソリッドボディを作成するように、部品をダイレクトにモデリングします。

BricsCADでは4通りの方法で板金部品を作成することができます。(これらの方法を自由に組み合わせることも可能)
  1. 閉じた2D図形からベースフランジを作成し、フランジを追加していきます。

    • エッジを引き出して、ベンドのあるエッジフランジを追加作成します。
    • 対応するベンドリリーフを自動的に作成して、部分フランジを作成します。
    • いくつかの隣接するエッジを引き出して、一度に複数のフランジを作成し、それらの間にコーナーリリーフとジャンクションを自動的に作成します。
    • フランジを曲げて、その部分から曲がった新しいフランジを作成します。
  2. 2つの3Dプロファイルを接続するフランジとロフトベンドの組み合わせを作成します。

    板金ロフトツールを使用

  3. 2D図形からフランジとベンドの組み合わせを作成します。

    板金押し出しツールを使用

  4. 3Dソリッドからシェルボディを作成します。

    SOLIDEDITコマンドのボディのシェルオプションで板の厚みを指定し、SMCONVERTコマンドで板金部品に変換後、ハードエッジからベンドとジャンクションを作成します。
    • フランジの面に閉じたプロファイルを作図して穴を作成し、押し出します。
    • 定義済みパラメータを使い、材料の厚さやベンド半径を調整します。
    • ダイレクトモデリング操作と3D拘束を適用して、板金の特徴に関する設計意図を常に維持しながら、設計をさらに調整します。
    • 部品の展開図を自動的に作成し、対応する2D図面をベンド注釈と共に.dwgまたは.dxfファイルに書き出して、CAMシステムに送ります。
以下の操作を行うことで、板金部品を細部まで作り込むことができます。
  • フランジの面に閉じたプロファイルを作図して穴を作成し、押し出します。
  • ライブラリからフォームフィーチャーを挿入します。BricsCAD板金では、パラメトリックフォームフィーチャーのライブラリもインストールされており、独自のフォームフィーチャーを作成することができます。
  • SMRIBCREATEコマンドを使用して、フランジ上にある2D曲線からリブフォームフィーチャーを作成します。
  • 定義済みパラメータを使い、材料の厚さやベンド半径を調整します。
  • ダイレクトモデリング操作と3D拘束を適用して、板金の特徴に関する設計意図を常に維持しながら、設計をさらに調整します。

板金部品の準備ができたら、自動的に展開図を作成し、対応する2D図面をエクスポートすることで、結果を製造エンジニアに送ることができます。