コマンド:TABLET
概要タブレットコマンドは、デジタイザ タブレットを 設定 および キャリブレート し、 タブレットモード のオン/オフを切り替えます。
このコマンドを動作させるには、Wacom Technology, Corp.から提供される Wintab32.dllのインストールが必要です。インターネットから Wintab32.dllをダウンロードし、PCのシステムディレクトリ: C:\Windows\System32 へそのファイルを置いてください。
デジタイザ タブレット(または、 グラフィックスタブレット 、 グラフィックスパッドまたは図面タブレット と呼ばれている) は、イメージとグラフィックスを手動で書くことができるコンピュータオ入力デバイスです。それは、人が紙に鉛筆で画像を描く方法と類似しています。 CADプログラムではデジタイザ タブレットで図面ファイルにトレースペーパーに書くように、または タブレットオーバーレイからコマンドで図面に描くように使用できます。
BricsCADでデジタイザ タブレットを使用するには
BricsCAD でデジタイザ タブレットを使用する準備として、以下を実行します。
- タブレットの適切なドライバをインストールします。
- C:\Windows\System32 に Wintab32.dll が存在することを確認します。
- タブレットオーバーレイとCUIファイルをダウンロード
- BricsCADタブレットオーバーレイを印刷します。
- オーバーレイCUIファイルをロードする
- BricsCAD を起動し、 タブレットを初期化します。
- タブレットの構成:タブレット面の一部がメニュー領域として使用されます。そして、スクリーンとしてもう一つの部分が面積を示します。
- タブレットの調整: 調整されたタブレットは図面の用紙範囲またはイメージのジオメトリをたどることに用いられます。
タブレットオーバーレイとCUIファイルをダウンロードするには
ここをクリックして、ファイル Tablet.zip をダウンロードします。
ZIP ファイルには、以下のファイルが含まれています。
- overlay.png: タブレット オーバーレイのイメージ
- overlay(A3).pdf: A3用紙サイズ印刷用のタブレット オーバーレイ。
-
overlay(cm).dwg: overlay.png がイメージとしてアタッチされた図面。
この図面には、センチメートル単位によるオーバーレイ印刷用レイアウトが2つ含まれています。 -
overlay(inch).dwg: overlay.png がイメージとしてアタッチされた図面。
この図面には、インチ単位によるオーバーレイ印刷用レイアウトが2つ含まれています。 - tablet.cui: タブレットで使用す部分CUIファイル。
- tablet(acadLike).cui: タブレットで使用する AutoCAD と同様の部分CUIファイル
オーバーレイCUIファイルをロードする
-
ローミング可能なルート フォルダの Support フォルダにオーバーレイ CUI ファイルを展開します( BricsCAD ユーザーファイルをご参照ください)。 例:
例: C:\ Users \ユーザー[ユーザー名] \のAppData \ローミング\ Bricsys社\ Bricscadの\ V [バージョンnummer] \ en_USの\サポート\。 -
部分 CUI として Tablet.cui をロードします ( 部分 CUI ファイルのロード方法を参照ください)。
次回、BricsCADを起動すると、 Tablet.cui が自動的にロードされます。
補足 |
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タブレットのオン/オフを切り替える
以下のいずれかを実行してください:
- ステータスバーの TABLET 欄をクリックします。
- F4 ファンクションキーを押して、タブレットモードのオン/オフを切り替えます。
- 設定メニューで、タブレット オンまたはタブレット オフを選択します。
- コマンドバーに tablet と入力して Enter キーを押してから、 ON または OFF と入力します。
または
プロンプトボックスで ON または OFF をクリックします。
タブレットの設定をします。
-
以下のいずれかを実行してください:
-
設定 メニューで タブレット を選択し、フライアウトメニューから タブレット設定... を選択します。
+
- コマンドバーに tablet と入力し、Enter キーを押します。
プロンプト 表示:タブレット:オン(ON)/オフ(OFF)/キャリブレーション(CAL)/設定(CFG)/ <オン>
プロンプト表示:
コマンドバーに cfg と入力して Enter キーを押すか、プロンプトメニューで <On>キャリブレーション を選択します。
-
設定 メニューで タブレット を選択し、フライアウトメニューから タブレット設定... を選択します。
-
プロンプト表示: タブレットオーバーレイを揃えますか? はい/いいえ/<No>。
コマンドバーにYと入力し、Enterキーを押すか、プロンプトメニューではいを選択してください。
以下が表示されます:オーバーレイの左下隅をデジタイジングします。 -
デジタイザ タブレット オーバーレイの右下隅のマーク (1) をクリックします。
プロンプト表示: スクリーン ポインティング領域の左下隅をデジタイズ:
-
デジタイザ タブレット オーバーレイの左下隅のマーク (2) をクリックします。
コプロンプト表示: オーバーレイの右下隅をデジタイズ。 -
デジタイザ タブレット オーバーレイの右下隅のマーク (3) をクリックします。
プロンプト表示: スクリーン ポインティング領域の左下隅をデジタイズ: -
デジタイザ タブレット オーバーレイの位置 (4) のマークをクリックします。
プロンプト表示:スクリーン ポインティング領域の右上隅をデジタイズ: -
デジタイザ タブレット オーバーレイの位置 (5) のマークをクリックします。
プロンプト表示: タブレットが設定されました。
タブレットをキャリブレートする
タブレットのキャリブレーションを実行するには、少なくとも2点を指示する必要があります。より多くの点を指示すると、デジタイズ処理精度はアップします。特に、タブレットオーバーレイの形状が正確な長方形でない場合は、追加の点を指定することを推奨します。
-
以下のいずれかを実行してください:
-
設定 メニューで タブレット を選択し、フライアウトメニューから キャリブレーション... を選択します。
+
- Type tablet in the command bar and press Enter.
You are prompted: Tablet: ON/OFF/CALibrate/ConFiGure/<On>:
a prompt menu displays:
Type cal in the command bar and press Enter or choose Calibrate in the prompt menu.
-
設定 メニューで タブレット を選択し、フライアウトメニューから キャリブレーション... を選択します。
-
プロンプト表示:ポイント #1 をデジタイズ:
デジタイザ タブレット上の 1 点をクリックします。
プロンプト表示:ポイント #1 の座標を入力: -
以下のいずれかを実行してください:
- BricsCAD 図面ウィンドウで 1 点をクリックします。
- コマンドバーに座標 (X,Y) を入力します。
-
コマンドバーの表示: ポイント #2 をデジタイズ:
ステップ 3 を繰り返し、次のキャリブレーション ポイントを指定します。
コマンドバーの表示: ポイント #3 をデジタイズ (またはEnterで終了): -
以下のいずれかを実行してください:
- ステップ4を繰り返し、さらにキャリブレーション ポイントを指定します。
(最大 10 点までキャリブレーション ポイントを指定できます)。 - Enter キーを押してキャリブレーションを終了します。
コマンドバーの表示:
キャリブレーション ポイントを 2 点指定している場合: タブレットはキャリブレートされました。
キャリブレーションポイントを 3 点または 4 点以上指定している場合:
変換タイプを選択: 直交/アフィン:
キャリブレーションポイントを 4 点指定している場合: 変換タイプを選択: 直交/アフィン/射影:
- ステップ4を繰り返し、さらにキャリブレーション ポイントを指定します。
-
変換タイプを選択します。
変換は、タブレット上で指定したポイントと一致する画面上のポイントを計算して処理されます。
- Orthogonal (左): 正確な紙図面で使われます。直交変換はすべての角度を維持して、相対的な距離を保存します。2つのキャリブレーションが指定されれば、直交変換は自動的に生成されます。
- アフィン (中央): 平行線が維持されますが、交差線間の角度は必ずしも維持されません。
- 射影 (右): 平行線も角度も維持されません。