コマンド: LOOKFROM、RTROT、RTROTCTR、RTROTF、RTROTX、RTROTY、RTROTZ、DDVPOINT、-view、PLANとVPOINT
LOOKFROM コマンドは ルックフロムコントロールの表示をコントロールします。
Rtrot (リアルタイムモーション- 拘束球回転)コマンドはリアルタイムに3D図面を回転させます。
Rtrotctr (リアルタイムモーション - 中心点回転) コマンドはユーザー定義された中心点の周りで3D図面を自由に回転させます。
Rtrotf (リアルタイムモーション - 3D回転) コマンドはリアルタイムに3D図面を自由に回転させます。
Rtrotx , Rtroty , Rtrotz コマンドは x, y または z スクリーンの軸の周りをリアルタイムに3D回転させます。
Ddvpoint コマンドはダイアログボックス(ダイナミックダイアログのビューポイントの省略)で3D ビューポートまたは平面図を設定します。
Plan コマンドは図面の平面ビューポートを表示します。
Vpoint コマンドは3Dビューポートに変更します。
様々な角度から3D図面を見るため、ビューを回転させます。リアルタイムモーションツールにより、リアルタイムでビューを回転させられます。X、Y、Z軸の周り、もしくは様々な方向(リアルタイム球).にビューを回転できます。連続動作が設定されている場合、リアルタイムモーションコマンドを終了するまで回転が継続します。
参照: マウスを使用して表示操作する
註 |
リアルタイムコマンドは2D図面を扱う場合は使用できません。上面図表示に戻すには、 平面ビュー を使用します。 |
移行オプションを表示
-
VTENABLE: ズーム/パンや表示回転の操作のときに、アニメーション表示の切り替えを有効にするかどうか指定します。
-
VTDURATION: アニメーション表示の遷移時間をミリ秒単位で指定します。
-
VTFPS:アニメーションを許可するために必要な最小フレームレートを定義します。これはデフォルトで7です。つまり、再描画時間は143(=1000/7)ミリ秒未満です。コンピュータがビューを十分に速く再描画できない場合、アニメーションは利用できません。
ルックフロムコントロール
ルックフロム コントロールで、正射投影ビューやアイソメトリックビューなど、幾つかのプリセットビューを選択できます。デフォルトでは、ルックフロム コントロールは画面の右上に表示されます。
UCSORTHO システム変数が オン の場合、 ルックフロム コントロールで関連する正射投影ビューを選択すると、正射投影UCSが自動的に復元されます。
システム変数とユーザー設定
ルックフロム コントロールの動作は、システム変数やユーザー設定によって変わります。
名称 |
Title |
説明/オプション |
NAVVIEWCUBEDISPLAY |
参照 表示 |
ルックフロム コントロールを表示するかどうか決定します。 |
NAVVIEWCUBELOCATION |
参照 位置 |
ルックフロムコントロール の画面上の位置を決定します。 選択可能なオプション: 0: 右上 1: 左上 2: 左下 3: 右下 |
NAVVIEWCUBEOPACITY |
参照 透明度 |
ルックフロム コントロールがオフのときの透明度を設定します。 対応値:1 (不可視) ~ 100 (薄くならない) |
NAVVIEWCUBEORIENT |
参照 方向 |
ビュー・オリエンテーションの参照元を指定します。: WCS (ワールド座標系) または現在のUCS (ユーザー座標系) |
LookFromFeedback |
LookFromフィードバック |
ツールチップの表示と位置を制御します。 0: ツールチップ表示無し 1: ルックフロムコントロールの横にツールチップ表示 2:ステータスバー上にツールチップ表示 |
LookFromDirectionMode |
LookFrom方向モード |
ビューの方向について、利用できる数を規定します。 Ctrlキーを押し続けると、ビューが「上から下」・「下から上」方向で切り替わります。 0::直交のみ(6 方向) 1:直交ビュー 6 つと等角ビュー 8 つ (14 方向) 2:回転直交ビュー 4つ、直交ビュー 6つ、等角ビュー 8つ (18方向) 3:回転等角ビュー 8つ、回転直交ビュー 4つ、直交ビュー 6つ、等角ビュー 8つ (26方向) |
LookFromZoomExtents |
LookFromズーム図形範囲 |
新たにビューの方向が選択された際必ず「ズーム範囲」も稼動するかどうか決定します。 |
ルックフロムモードを選択します。
-
カーソルをルックフロムコントロールに合わせます。
-
右クリックしてコンテキストメニューから アイソメトリックモード または ツイストモードを選択します。
アイソメトリックモードでルックフロムコントロールを使用します。
アイソメトリックモードは3Dモデルで使用するのが最適です。
-
カーソルを ルックフロム コントロールに合わせます。
ルックフロムコントロールがアクティブに変わります。 -
カーソルを ルックフロム コントロールに合わせビューの方向を選択します。
プレビューイメージとツールチップによって現在選択中の方向が示されます。 -
クリックで確認します。
表示が更新されます。
註 |
VTENABLE の設定で、ズーム/パンや表示回転の操作のときに、アニメーション表示の切り替えを有効にするかどうか指定します。 VTDURATION の設定で、アニメーション表示の遷移時間をミリ秒単位で指定します。 VTFPS の設定で、アニメーション表示に必要とされる最小フレームレートを指定します。デフォルト値は 7 です。これは、再描画時間が 143 (=1000/7) ミリ秒未満であることを意味します。コンピュータが所定の処理速度でビューを再描画できない場合、アニメーションは表示されません。 |
ツイストモードでルックフロムコントロールを使用します。
ツイストモードは2D図面で使用するのが最適です。
ツイスト モードでは、ルックフロム コントロールを使い画面上のZ軸周りにビューを回転させることができます。
-
カーソルを ルックフロム コントロールに合わせます。
ルックフロムコントロールがアクティブに変わります。 -
以下のいずれかを実行してください:
-
カーソルを ルックフロム コントロールのエッジに合わせます。反時計回りの回転なら左半分に、時計回りなら右半分に置きます。矢印が希望する角度を指したときにクリックします。
対応可能な角度:15°、 30°、45°、 60°、 90°、 120°、 135°、180° いずれの角度も時計回り、反時計回りの回転が可能です。
ルックフロムフィードバック が1の場合は、ツールチップに角度が表示されます。
再度サイドクリックすると、同じ角度でもう一度回転します。
-
カーソルをルックフロムコントロールの中心に合わせ、クリックでビューを元に戻します(= 回転していない状態)。
ビューを自由に回転させる
-
以下のいずれかを実行してください:
-
リアルタイムモーションツールバーの球形回転ツールボタン(
)
または3D回転ツールボタン()をクリックします。
-
表示 メニューの リアルタイムモーション
リアルタイム球回転 または リアルタイムモーション -球形回転をクリックします。 - コマンドバーにrtrot、rtrotf、またはrtrotctrと入力し、Enterキーを押します。
コマンドバーの表示: ENTERまたはEscキーで完了、または右クリックでコンテキストメニューを表示 ...
-
リアルタイムモーションツールバーの球形回転ツールボタン(
-
マウスの左ボタンを押したままカーソルを動かします。
カーソルを移動させるとビューが回転します。- リアルタイム球回転 コマンドを使い、カーソルを水平に(画面上のX軸と平行に)動かすことで、3Dモデルがワールド座標系のZ軸周りに回転します。
- リアルタイム回転 中心点 コマンドを使用すると、はじめに回転の中心の点を指定するように促されます。
-
(オプション) 右クリックでコンテンツメニューを表示します。
-
球形回転コマンドを終了するには、以下のいずれかを実行します:
- 右クリックして、コンテキストメニューから 終了 を選択します。
- Enterキー、スペースバー、またはESCキーを押します。
ビューのX軸周りに回転させる
-
以下のいずれかを実行してください:
-
リアルタイムモーションツールバーのリアルタイム画面移動ツールボタン(
)クリックします。
- 表示 メニューの リアルタイムモーション - リアルタイム画面移動を選択します。
- コマンドバーにrtrotxと入力しEnterキーを押します。
コマンドバーの表示: ENTERまたはEscキーで完了、または右クリックでコンテキストメニューを表示 ...
-
リアルタイムモーションツールバーのリアルタイム画面移動ツールボタン(
-
マウスの左ボタンを押したままカーソルを動かします。
カーソルを移動させるとビューが回転します。 -
(オプション) 右クリックでコンテンツメニューを表示します。
-
X軸回転 コマンドを終了するには、以下のいずれかを実行します:
- 右クリックします。
- Enterキー、スペースバー、またはESCキーを押します。
ビューのY軸周りに回転させる
-
以下のいずれかを実行してください:
-
リアルタイムモーションツールバーのリアルタイム画面移動ツールボタン(
)クリックします。
- 表示 メニューの リアルタイムモーション - リアルタイム画面移動を選択します。
- コマンドバーにrtroty と入力し、Enterキーを押します。
コマンドバーの表示: ENTERまたはEscキーで完了、または右クリックでコンテキストメニューを表示 ...
-
リアルタイムモーションツールバーのリアルタイム画面移動ツールボタン(
-
マウスの左ボタンを押したままカーソルを動かします。
カーソルを移動させるとビューが回転します。 -
(オプション) 右クリックでコンテンツメニューを表示します。
-
Y軸回転 コマンドを終了するには、以下のいずれかを実行します:
- 右クリックします。
- Enterキー、スペースバー、またはESCキーを押します。
ビューのZ軸周りに回転させる
-
以下のいずれかを実行してください:
-
リアルタイムモーションツールバーのリアルタイム画面移動ツールボタン(
)クリックします。
- 表示 メニューの リアルタイムモーション - リアルタイム画面移動を選択します。
- コマンドバーにrtrotz と入力し、Enterキーを押します。
コマンドバーの表示: ENTERまたはEscキーで完了、または右クリックでコンテキストメニューを表示 ...
-
リアルタイムモーションツールバーのリアルタイム画面移動ツールボタン(
-
マウスの左ボタンを押したままカーソルを動かします。
カーソルを移動させるとビューが回転します。 -
(オプション) 右クリックでコンテンツメニューを表示します。
-
Z軸回転 コマンドを終了するには、以下のいずれかを実行します:
- 右クリックします。
- Enterキー、スペースバー、またはESCキーを押します。
プリセット視点の使用
-
以下のいずれかを実行してください:
-
表示ツールバーの視点プリセットツールボタン(
)をクリックします。
- 表示 メニューの 視点プリセット ... を選択します。
- コマンドバーに ddvpoint と入力して、Enterキーを押します。
ビューポイントをセット ダイアログが開きます。
-
表示ツールバーの視点プリセットツールボタン(
-
角度の精度を選択 ボタン (
) をクリックし、 ビューポイントをセットダイアログから表示モードを選択します。
角度は、 45° 、 15° 、 5° から選択します。
45° 表示モード
15° または 5° モード のときに水平 または 垂直 フィールドの内側をクリックすると、 45° 表示モードになります。
別の角度表示にするには、 水平 または 垂直フィールドの外側をクリックします。 -
垂直ビューの角度を指定するには、以下のいずれかを実行します:
- デフォルトの垂直ビュー方向でよい場合は、このステップをスキップします。
- 東、西、南、北が水平となります。
- 他方向は下向きとなります。
垂直フィールドで下向き矢印と左向き矢印が表示されていれば、デフォルトの垂直ビュー方向がアクティブです。
- 内側で 45° モード の角度を選択し、クリックして確定します。
矢印が現れ、選択した垂直ビュー方向が示されます。 -
15° または 5° モード の場合は、外側でビュー方向を選択し、クリックして確定します。
選択した角度が太字で表示されます。
ビューはクリックで更新されます。
-
水平ビュー角度を設定するには、以下のいずれかを実行します。
- 内側で 45° モード の角度を選択し、クリックして確定します。
選択した水平ビュー方向が矢印で示されます。
矢印の透視図は垂直ビュー方向を示します。
-
15° または 5° モード の場合は、外側でビュー方向を選択し、クリックして確定します。
選択した角度が太字で表示されます。
ビューはクリックで更新されます。
- 内側で 45° モード の角度を選択し、クリックして確定します。
註 |
上面、正面、背面、左、右、等角ビューなど、標準ビューの回転には等角ビュー ツールバーを使用します。 |
平面ビューの復元
-
以下のいずれかを実行してください:
-
表示ツールバーの プランビューツールボタン(
)をクリックします。
- 表示メニューで プランビュー を選択します。
- コマンドバーに plan と入力して、Enterキーを押します。
コマンドバーの表示:平面ビュー [カレント(C)/UCS(U)/ワールド座標(W)/:<current UCS>
プロンプトメニューが開きます:
-
表示ツールバーの プランビューツールボタン(
-
Enterキーを押して、現在の座標系の平面ビューを復元します。
補足
-
現在の座標系がWCSの場合、カレント オプションと ワールド座標 オプションは同じ結果になります。
-
UCSFOLLOW 変数を オンに設定している場合、UCSが変更されるたびに平面ビューが作成されます。
-