コマンド: OPEN、SAVE、SAVEAS、SAVEALL、SAVEFILEFOLDER
図面の開き方と保存方法は一連の変数とユーザー設定によりコントロールされます。
システム変数は下の表では大文字で書かれています。
名前 |
タイトル |
説明 |
ShowFullPathInTitle |
タイトルにフルパスで表示 |
タイトルバーに図面のフルパスを表示するか、ファイル名だけを表示するか、をコントロールします。 |
DrawingPath |
図面パス |
開くと名前をつけて保存コマンド用にファイルダイアログ中に1つの追加フォルダを指定します。 Windowsプラットフォーム上:図面を開くダイアログの 場所バーに5つのフォルダがあります。 |
プレースバーフォルダ 1 ~ 4 |
1つ目、2つ目、3つ目、4つ目のフォルダ |
非標準のファイルを開くダイアログ(Windowsプラットフォームのみ)の場所バーでフォルダ1から4を設定します。0 ~ 5の値を使用できます。0 = デスクトップ、1 = マイコンピュータ、2 = マイドキュメント、3 = お気に入り、4 = ネットワーク、5 = 最近使用したドキュメント。 ヒント:デスクトップ、もしくはお気に入りフォルダに自分用のお気に入り図面フォルダのショートカットを作成します。 |
THUMBSIZE |
サムネイルプレビューサイズ |
範囲:0 - 8; デフォルト = 1 0 (64 x 64) 1 (128 x 128) 2 (256 x 256) 3 (512 x 512) 4 (1024 x 1024) 5 (1440 x 1440) 6 (1600 x 1600) 7 (1920 x 1920) 8 (2560 x 2560) |
INDEXCTL |
インデックスコントロール |
画層インデックスまたは空間インデックスを作成および保存するかどうかを指定します。 画層インデックスは、作図中のすべての図形と、それらがどの画層上にあるかをリストアップします。空間インデックスには、3D空間内のすべての図形の位置が格納されます。ディマンドロードが有効な場合、インデックスは外部参照をロードするために使用されます。画層インデックスが存在する場合、非表示またはフリーズの画層上の図形はロードされません。空間インデックスが存在する場合、クリップ境界の外側にあるクリップされた外部参照の図形はロードされません。外部参照のディマンドロードは、システム変数XLOADCTLによって制御されます。 インデックスを作成すると、図面の保存速度は低下しますが、外部参照の速度は速くなります。したがって、外部参照として使用される図面に対してのみインデックスを作成してください。 0 = インデックスなし 1 = 画層インデックスのみ 2 = 空間インデックスのみ 3 = 画層インデックスと空間インデックス |
XLOADCTL |
外部参照のロードコントロール |
外部参照図形のディマンドロードをコントロールします。 ディマンドロードをONにすると、動作が向上します。
0: ディマンドロードOFF - 外部参照全体をロード 1: ディマンドロードON - 参照図面は開いたままになり、ロックされます。他のユーザは、読み取り専用としてのみ図面を開くことができます。 2: ディマンドロードON - 参照図面の一時コピーは開いたままになり、ロックされます。他のユーザは、参照図面を開いて変更することができます。 |
MTFLAG |
マルチスレッドフラグ |
ビットコード1024: 外部参照読み込みの遅延。 外部参照のロードをアイドル時間まで遅らせます。 |
ISAVEBAK |
追加分のバックアップ保存 |
バックアップファイル(BAK)の作成をコントロールします。オフにすると、特に容量の大きい図面の保存時間に効果があります。 ただし、状況によっては(保存中の停電等)、図面データが消失することがあります。 |
ISAVEPERCENT |
保存する比率 |
このシステム変数は、BricsCADが完全保存を実行する頻度をコントロールします。完全保存では、図面データベース内のすべてのデータが再編成され、コンパクトなファイルが作成されます。部分保存では、すべての変更が図面データベースの最後に保存されます。完全保存は、部分保存よりも実行に時間がかかります。ISAVEPERCENT = 0 の場合、各保存は完全保存になります。ISAVEPERCENT の値が大きいほど、2つの完全保存の間隔が長くなります。 |
NFILELIST |
最近使用したファイルリスト |
ファイルメニューの最近使用したファイルフライアウトに表示されるファイルの数を指定します。0 ~ 20の範囲で指定できます。デフォルトは10です。 |
PROXYGRAPHICS |
プロキシグラフィック |
プロキシ図形(1)のイメージを図面に保存するかどうかを指定します。オフにすると、代わりに境界ボックスが表示されます。 |
PROXYNOTICE |
プロキシ通知 |
存在しないアプリケーションで作成されたプロキシ図形(1)を含む図面を開こうとすると通知が表示されます。 |
PROXYSHOW |
プロキシ表示 |
プロキシ図形(1)表示をコントロールします。 0 = 表示しません 1 = グラフィック画像 2 = 境界ボックス |
PROXYWEBSEARCH |
プロキシWeb検索 |
プログラムがオブジェクトイネーブラーをチェックするかどうかを設定します。 0 = ハイライトしない 1 = ライブインターネット接続が存在する場合 |
SaveFormat |
保存形式 |
図面を保存するときのデフォルトバージョンを設定します。 |
SAVEFILEPATH |
保存ファイルのパス |
自動保存ファイルや一時ファイルを格納するフォルダとパスを指定します。 SaveFileFolderコマンドは、システムファイルブラウザで SAVEFILEPATHの場所を開きます。 |
SAVETIME |
自動保存の時間間隔 |
自動保存の間隔を分単位で設定します。ゼロに設定すると、自動保存はオフになります。自動保存は、システム変数SAVEFILEPATHで定義されているフォルダに、.SV$ 拡張子を付けて作成されます。 |
WorspaceSecurity |
マクロを有効化 |
VBAプロジェクトのロード時、マクロを可能にするかどうかを定義します。 |
AutosaveChecksOnlyFirstbitDBMOD |
自動保存時の、DBMOD(2)の最初のビット以外を無視 |
このユーザー設定をオンにすると、閲覧のみのファイルには自動保存ファイルは作成されません。 |
CloseChecksOnlyFirstBitDBMOD |
閉じる際の、DBMOD(2)の最初のビット以外を無視 |
このユーザー設定をオンにすると、ファイルを表示した後、ファイルの保存要求を受けずにファイルを閉じることができます。 |
(1)プロキシ図形は、アドオンアプリケーションによって作成されるユーザー定義図形です。アドオンが現在ロードされていない、またはインストールされていない場合、これらの図形は正しく表示されません。
(2)DBMOD:以下の値の合計としてのビットコードとして図形の修正の状態を保存します。1 = objectデータベース修正、4 = database変数修正、8 = Window修正、 16 = 表示修正、32 = フィールド修正
ドラッグ&ドロップオプションメニューの使用
-
ウィンドウズエクスプローラのダイアログでファイルを選択し、マウスの右ボタンを押したまま、BricsCADアプリケーションウィンドウの作図領域にファイルをドラッグします。
コンテキストメニューが表示されます。図面ファイルが選択された時:
それ以外のファイルタイプが選択された時:
- 以下のいずれかの操作を行います:
- ファイル拡張子によるデフォルトを選択の場合
- 図面ファイル(*.DWG、*.DXF、*.DWT)を開きます。
- PDFをアタッチします。
- ラスターイメージファイルをアタッチします。
- OLEオブジェクト(例:エクセルスプレッドシート)としてファイルを挿入します。
-
ここへ挿入を選択の場合
- 図面ファイル(*.DWG、*.DXF、*.DWT)をカレント図面のブロックとして挿入します。
- PDFをアタッチします。
- ラスターイメージファイルをアタッチします。
- OLEオブジェクトとしてファイルを挿入します。
- 図面ファイル(*.DWG、*.DXF、*.DWT)を開くには開くを選択します。
- 外部参照を作成を選択すると、外部参照の図面ファイル(*.DWG、*.DXF、*.DWT)をカレントの図面に貼り付けることができます。
- ここへハイパーリンクを作成を選択すると、選択したファイルにハイパーリンクを作成することができます。
註 |
複数のファイルを選択した場合、ファイルは1つずつ処理されます。 |