コマンド: Parametrize 、 ParametersPanelOpen
概要:このレッスンでは、パラメータ化ツールを使用して、自動的に純粋なジオメトリモデルをパラメータ化する方法を学びます。
レッスンの目的:
レッスン終了後に、できるようになること
- パラメータ化を使用します。
チュートリアル:オブジェクトを自動的にパラメータ化する方法
ここをクリック して視聴します。
About
パラメメータ化とは、手作業を行わずに、3Dソリッドのセットに拘束やパラメータを自動的に追加するプロセスです。固有の値ごとに、特定のパラメータが作成されます。拘束とパラメータは、メカニカルブラウザでその名前と式で表現されます。各パラメータは、モデル内でパラメータが何に対応しているかをアニメーションで表示することができます。パラメトリック化されたジオメトリは、形状とサイズのコントロールが可能になります。パラメータの1つが変更されると、ジオメトリモデルは自動的に更新されます。
手順:コンポーネントを自動的にパラメータ化する。
- コンポーネントを表すジオメトリモデルを開きます。
図1、サンプル椅子のジオメトリモデル
- ツールバーパネルのアイコン(
)をクリックしてメカニカルブラウザを開きます。註:ツールバーパネルにブラウザのアイコンが表示されていない場合は、カーソルをツールバーに置き、右クリックしてコンテキストメニューからメカニカルブラウザ (1)を選択します。
モデルにパラメータと拘束が含まれていない場合は、ボディ(2)セクションの下に3Dソリッドのみが表示されます。モデルに拘束やパラメータが含まれている場合、パラメータ化されたツールは、既存のものを再利用するかどうかを尋ねてきます。 - クワッドから、拘束タブでパラメータ化ツールを起動します。 または コマンドラインに PARAMETRIZE と入力します。
プロンプト表示:自動拘束する図形を選択 - パラメータ化するコンポーネントジオメトリを選択し、Enterキーを押します。
図2、選択されたオブジェクト
パラメータと拘束のセットが自動的に定義されます。
これらのパラメータと拘束は、メカニカルブラウザ(3, 4)に表示されます。
註:パラメータ化は、ジオメトリックモデルに応じて、距離、半径、剛体セット、固定、一致、同心円の拘束を作成します。
註:垂直度と接線は(該当する場合)、設定ダイアログの DmRecognizeシステム変数を変更することで設定できます。 - パラメータが何に対応しているかを簡単に確認するには、パラメータの一つを右クリックして、コンテキストメニューからアニメーション (5) を選択します。 &nsbp;
註: 椅子の形状をパラメータ化した後の添付の.dwgファイルでは、パラメータと拘束が割り当てられ、メカニカルブラウザに表示されます。各パラメータは椅子の形状の中の 1 つの測定値 に対応しています。例えば、Length_X_Y は幅と奥行きを、Length_Z は全体の高さを、 p_1 は座面の厚さを、p_2 は脚の太さを、ratio_1 は座面の高さと全高の比率をコントロールします。
手順:パラメータマネージャでパラメータと拘束を変更
註:自動パラメータ化した後で、パラメータマネージャを使って、パラメータや拘束について明確でないものを変更することができます。
- コンポーネントの面(6)のいずれかを選択します。 拘束タイプ(たとえば、 距離、固定)が表示されます。
- 要素上の距離拘束(7)アイコンをクリックします。編集可能な寸法がボックス内に表示されます。
- 編集可能な寸法ボックス(8)をクリックします。
パラメータマネージャが表示されます(9)。パラメータマネージャには、選択された面に応じた距離拘束(10)とパラメータ(11)の式が表示されます。
- パラメータマネージャの入力欄(12)をクリックしてパラメータ名を変更します。
オプション新しいパラメータを定義するには、パラメータマネージャのコンテキストメニューの新規オプションを使用します。
これを行うには、パラメータマネージャを右クリックして、新規作成 (13) を選択します。
リスト(14)に新しいパラメータが追加されました。
新しく作成されたパラメータの名前(15)を指定し、式入力欄(16)を使用して式を入力します。
新しく作成したパラメータを既存の拘束とリンクさせるには、拘束の式入力欄を新しいパラメータ名に変更します(16)。
註:上記の手順はメカニカルブラウザを使用しても行うことができます。