分類コード

概要

分類コードを割り当てることで、BIMを整理し、詳細のレベルを向上させることができます。例えば、ライブラリのマテリアルやプロジェクトレポートの整理、プロジェクトコストの見積もり、製品仕様の定義などが可能になります。現在、BricsCAD®で利用可能な分類システムは、GUBIMClassCA、GUBIMClassES、Master Format、NLSfb、OmniClass、UniClass2015、Uniformat、VMSWです。


このコマンドの詳細については、コマンドリファレンスの記事『BIMPROPERTIES』をご参照ください。

BIMに分類コードを割り当てる

  1. クワッド(Bimタブ)からプロパティ管理ボタンをクリックすると、BIMプロパティダイアログボックスが表示されます。
    注: クワッドは選択なしの状態で行ってください。

    ダイアログボックスが表示されます。



  2. ダイアログボックス左下の読み込み(1)ボタンをクリックします。ファイル選択ダイアログが表示されます。


  3. リスト(2)で分類体系を選択し、開く(3)をクリックしてBIMに読み込みます。
    注: ファイルダイアログに分類フォルダーが表示されない場合は、アドレスバーに手動で次のパスを入力してください：C:\Users\<User>AppData\Roaming\Bricsys\BricsCAD V25x64\ja_JP\Support\Bim\Classification

    利用可能な分類システム：

    GUBIMClassCA カタルーニャ州のBIMユーザーグループの分類システム。
    GUBIMClassES スペインのAEC産業のために設計された建築エレメントの統一された分類システム
    MasterFormat 米国およびカナダの商業および施設建築プロジェクトのための基準。
    NLSfb オランダのAEC産業のための規格。
    OmniClass 建設業の分類体系
    UniClass2015 UK建設業界のすべてのセクターの規格
    Uniformat 米国およびカナダにおける建築仕様の分類、原価計算、原価分析のための規格。
    VMSW ベルギーのAEC業界の規格。
  4. 分類体系が名前空間(4)に追加されます。選択した分類体系がプロパティセット(5)として追加され、このプロパティセットに分類コード(6)が付加されます。

    デフォルトでは、この分類システムはあらゆる種類の建築要素(7)に適用されます。

    オプション：分類体系を適用する建築要素のカテゴリーを選択解除します。

    そのためには、カテゴリー名(8)の横のボックスをチェックするか(このカテゴリーに含まれるすべての要素が除外されます)、リストを展開して要素タイプの横のボックスのみをチェックします。

    OKボタン(9)をクリックして、手順を完了します。

    または、前の手順に従って別の分類システムを読み込みます。



  5. 分類コードを割り当てたい要素を選択し、プロパティパネルを開きます。プロパティパネルに分の類体系(10)とコード(11)が表示されているはずです。


  6. 右側の矢印アイコン(12)をクリックし、コンテキストメニュー(13)で選択した要素の分類コードを選択します。


    注: BIMをIFCファイルに書き出すと、割り当てた分類体系の分類コードが分類コードが各要素に付与されています。これらのプロパティには、正しいラベルと説明が付いて書き出されます。下図は、OmniClass分類コードを割り当てたBIMモデルをいったんBricsysからSolibriに書き出し、再びSolibriへ読み込んだときのOmniClass分類(14)を示しています。