図面の生成

BIMSECTIONUPDATEについて

BIMSECTIONUPDATEコマンドは、BIM断面図形から断面図を生成します。このコマンドは、3Dモデル内のBIM断面図形を選択するか、生成された図面内の既存の断面を選択することで使用できます。結果は新しい図面に配置され、BIM断面図形のプロパティの結果ファイルで別のフォルダが指定されていない限り、モデル図面と同じフォルダに保存されます。

このコマンドの詳細については、コマンドリファレンスの記事「BIMSECTIONUPDATE」をご覧ください。

手順：BIM断面を生成

BIM断面は2通りの方法で生成することができます。

  • モデル空間で生成
  • BIMプロジェクトブラウザを使用

モデル空間

  1. 1つまたは複数のBIM断面図形を選択します。
  2. (オプション)断面のプロパティを編集します。(例：尺度、名前、結果ファイル)
  3. クワッドの [モデル] コマンドタブで [断面を生成] を選択します。

BricsCADは、生成された断面の数とその名前をコマンドラインに表示します。(例)

8個の断面が生成されました：

D:\Bricsys Reports\V16\Villa\Elevations.dwg

D:\Bricsys Reports\V16\Villa\Plans.dwg

D:\Bricsys Reports\V16\Villa\Sections.dwg

上記の例では、2つの平面、4つの立面、2つの断面が生成され、3つの図面に書き出されました。

プロジェクトブラウザ

  1. プロジェクトブラウザパネルの[断面とビュー]タブで、断面を右クリックします。
  2. (オプション)プロパティパネルで断面図形のプロパティを変更するには、[断面図形を選択]を選択します。
  3. [今すぐ更新]または[バックグラウンドで更新]を選択します。
  4. プロジェクトブラウザのメニューで[再表示]を選択します。

    プロジェクトブラウザの[シート]セグメントに新しい断面が生成されます。

    Note:
    • BIM_SECTIONS_PREVIOUS画層：前のセクションでの生成の結果は、専用のBIM_SECTIONS_PREVIOUS画像に保存されます。これはデフォルトでフリーズされています。
    • BIM_VIEWPORTS画層：生成されたビューポートは、必要に応じて専用のBIM_VIEWPORTS画層に配置されます。
    • シートセットマネージャーは、すべてのファイルに同じフォルダが使用されている場合、プロジェクトフォルダが再配置された後、自動的にファイルパスを調整します。

BIM断面を開く

BIMSECTIONOPENはBIM断面図形を含むモデル図面と、対応する生成された図面の間を移動します。このコマンドは双方向で機能します。

このコマンドの詳細については、コマンドリファレンスのページ「BIMSECTIONOPEN」をご覧ください。

BIM断面はさまざまな方法で開くことができます。
  • 3Dモデルから開く
  • BIMプロジェクトブラウザを使用

3Dモデルから開く

3Dモデルから2Dドキュメントを開くには：

  1. 1つまたは複数のBIM断面図形を選択します。
  2. クワッドの[モデル]コマンドタブで[モデルを開く]を選択します。
  3. 2D断面図が開きます。

プロジェクトブラウザ

プロジェクトブラウザから2D断面図を開くには、次のいずれかの操作を行います：
  • プロジェクトブラウザパネルの[シート]タブで、シートビューをダブルクリックします。

    選択したシートビューで2D断面図が開きます。

  • プロジェクトブラウザパネルの[断面とビュー]タブで、断面を右クリックしてコンテキストメニューから[断面結果を表示]を選択します。
Note: 断面結果にリンクされているビューポートが削除されると、リンクされているビューラベル、シートビュー、結果ブロック(他のビューポートがそれを表示していない場合のみ)も消去されます。

BIM断面を更新

BIM断面はさまざまな方法で更新することができます。
  • 3Dモデルから更新
  • 生成された2Dドキュメントファイルから更新
  • BIMプロジェクトブラウザパネルから更新

2D図面が3Dモデルと同期しなくなると、プロジェクトブラウザパネルの[シート]タブの、対応するシートビューに赤いマークが表示されます。

シートビューがまだ更新されていない場合、プロジェクトブラウザパネルの[シート]タブの、シートビューにオレンジ色のマークが表示されます。

3DモデルからBIM断面を更新
ビューを生成するために使用したのと同じプロセスを使用して、3Dモデルを介してBIM断面を更新します。
2DドキュメントファイルからBIM断面を更新
断面結果が赤枠で囲まれているのは、BIM断面で生成されたブロックが3Dモデルと同期していないため、更新する必要があることを示しています。これはモデル空間でもレイアウト空間でもできます。
モデル空間でBIM断面を更新
  1. 更新する断面ブロックの上にカーソルを置きます。
  2. クワッド(4)の [モデル] コマンドタブの [断面を生成] を選択します。
レイアウト空間でBIM断面を更新
  1. [レイアウト]タブをクリックします。
  2. 更新するBIM断面のビューポートの上にカーソルを置きます。
  3. クワッド(5)の[モデル]コマンドタブの[断面を生成]を選択します。

    断面生成の結果は、専用のBIM_SECTIONS_PREVIOUS画層に格納されています。フリーズ画層(6)を解除して修正内容を確認します。

    BIM_SECTIONS_PREVIOUS画層の内容は色がマゼンタで表示されます。

背景の生成
BIM断面図形の結果のビューポートに背景イメージを追加することができます。この機能は、たとえば、標高に影を生成したり、断面のグラフィック品質を高めたりするために使用できます。背景イメージは、モデルのアクティブな表示スタイルで作成されます。
Note: RENDERCOMPOSITIONMATERIALシステム変数はオンに設定する必要があります。
  1. 背景を追加するBIM断面のビューポートを選択します。
  2. プロパティパネルを開き BIM カテゴリに移動します。
  3. [(ベータ) 背景の生成] プロパティを [オン] に設定します。
  4. 選択した BIM 断面に対して BIMSECTIONUPDATE コマンドを実行します。

ラスターイメージがビューポートのその断面の背景として生成されるようになりました。

プロジェクトブラウザでBIM断面を更新
  1. BIMプロジェクトブラウザパネルで断面を右クリックします。
  2. コンテキストメニューから[今すぐ更新]または[バックグラウンドで更新]を選択します。

断面インジケーター、階インジケーター、グリッドコールアウト

ソース断面が平面の場合、ソース断面と交差する断面には断面インジケーターが表示されます。これらは専用のBIM_SECTIONS画層に格納されます。画層をオンまたはオフにして、インジケーターの表示を管理します。

Note: 断面インジケーター、階インジケーター、グリッドコールアウトは、編集やカスタマイズが可能なBIMタグ図形です。「BIMタグ」のヘルプ記事をご参照ください。

モデル図面に階がある場合、水平ではない断面には階インジケーターが提供されます。

モデル図面にグリッドがあり、それがソース断面平面に平行または垂直である場合、グリッドコールアウトが提供されます。