Linuxライセンスサーバーのセットアップ
一般的に、Bricsysネットワークライセンスサーバーのダウンロード、展開、および設定は、ネットワーク管理者またはシステム管理者の作業です。
Bricsysネットワークライセンスサーバーのダウンロードとインストール
ネットワークライセンスサーバーとして使用するコンピューターに、Bricsysネットワークライセンスサーバーをダウンロードしてインストールします。
- ここからBricsysネットワークライセンスサーバー(Linux)をダウンロードしてください。注:
- Bricsysネットワークライセンスサーバーには、RLMサーバーとBricsysネットワークライセンスマネージャーが含まれています。
- このBricsysネットワークライセンスサーバーは、最新バージョンのRLMフレームワーク(V15.2)を利用しています。詳細については、Bricsysネットワークライセンスサーバー-リリースノートを参照してください。
要確認: Bricsysネットワークライセンスマネージャー では、手動で1つのファイルに複雑にマージされたライセンスの更新はサポートされていません。デフォルトのセットアップ(ファイルごとに1つのBricsysソフトウェアライセンス)がサポートされています。 - Bricsys-NetworkLicenseServer-V1.1.0-1.tgzを任意のフォルダーに展開します。(コマンドライン:
tar xvzf Bricsys-NetworkLicenseServer-V1.0.0-1.tgz) - 該当するフォルダーに移動し、Reprise License Manager(RLM)アプリケーションを起動します。(コマンドライン:
./rlm)注: 権限が原因で./rlmの実行が失敗した場合は、sudo chmod u+x rlmを実行してRLMファイルに対する実行権限を付与してみてください。 - ランチャを実行します。(コマンドライン:
./NetworkLicenseManager.sh)続けて、新規のネットワークライセンスをアクティベートダイアログボックスが開いたら、キーをアクティベートします。サーバー上ですでにアクティベートされている既存のライセンスがある場合は、Bricsysネットワークライセンスマネージャーダイアログボックスの左上にあるライセンスの追加ボタンを使用して、新しいキーをアクティベートします。- トラブルシューティング
- Bricsysネットワークライセンスマネージャーの起動時にUbuntu22.04でエラーが発生した場合は、追加のパッケージlibxcb-cursor0をインストールしてください。(コマンドライン:
sudo apt install libxcb-cursor0)
- ネットワークライセンスがアクティベートされ、サーバーが起動すると、サーバーはライセンスを提供することができます。クライアントコンピューターで、BricsCAD®のネットワークライセンスが使用可能になります。
Linuxサーバーのポートを開く
- システムで現在アクティブなゾーンを確認します。
sudo firewall-cmd --get-active-zonesシステムのネットワーク構成に応じて、出力は「public」や「work」などとなります。
- 目的のゾーンにポートを追加します。(<PORT>を実際のポート番号に置き換え、<ZONE>をアクティブなゾーンに置き換えます)
sudo firewall-cmd --zone=<ZONE> --add-port=<PORT>/tcp --permanent注: UDPポートを開く場合は、「tcp」を「udp」に置き換えてください。 - ファイアウォールを再ロードして、変更を適用します。
sudo firewall-cmd --reload - ポートが開いたことを確認します。
sudo firewall-cmd --zone=<ZONE> --list-ports
これで、指定したゾーンでポートが開き、CentOS 9システムでこのポートを利用するサービスを使用できるようになります。必ず<PORT>と<ZONE>を、実際に使用するポート番号とゾーン名に置き換えてください。
ヒント: サーバー上で既にホストされているフローティングライセンスを更新する必要がある場合は、インストールフォルダー(NetworkLicenseManager.sh)からランチャを呼び出してBricsysネットワークライセンスマネージャーを実行してください。
ターミナルモードでネットワークライセンスを更新する
- 管理者権限でターミナルを開きます。
- Bricsysネットワークライセンスサーバーのインストールディレクトリに移動します。
- 以下のコマンド形式を使用します。
NetworkLiceseManager.sh <command>注: 上記で <command> の箇所には、必要とされるコマンド引数を1つ入力します。使用可能なコマンドは、help、activate、update、review、set-proxy、list、hostid です。
- Help コマンド
- 使用可能なコマンドと、各コマンドの使用方法に関する情報を表示します。
- 使用可能なコマンド:
NetworkLicenseManager help。 - 使用可能なショートカット:
NetworkLicenseManager –h。
- 使用可能なコマンド:
- Activate コマンド
- 特定のネットワークライセンスキーをアクティベートします。
- 使用可能なコマンド:
NetworkLicenseManager activate <arg>。 - 使用可能なショートカット:
NetworkLicenseManager –a <arg>。
注: <arg> は、入力ライセンスキーを示します。 - 使用可能なコマンド:
- Update コマンド
- 特定のネットワークライセンスキーを更新します。
- 使用可能なコマンド:
NetworkLicenseManager update <arg>。 - 使用可能なショートカット:
NetworkLicenseManager –up <arg>、NetworkLicenseManager –u <arg>。
注: <arg> は、入力ライセンスキーを示します。 - 使用可能なコマンド:
- Review コマンド
- 特定のネットワークライセンスキーの更新オプションを確認します。
- 使用可能なコマンド:
NetworkLicenseManager review <arg>、NetworkLicenseManager review-update <arg>。 - 使用可能なショートカット:
NetworkLicenseManager –r <arg>。
注: <arg> は、入力ライセンスキーを示します。 - 使用可能なコマンド:
- Set-proxy コマンド
- プロキシ設定を設定します。
- 使用可能なコマンド:
NetworkLicenseManager set-proxy <arg1> <arg2> <arg3> <arg4>。 - 使用可能なショートカット:
NetworkLicenseManager –sp <arg1> <arg2> <arg3> <arg4>、NetworkLicenseManager –p <arg1> <arg2> <arg3> <arg4>。
注:- <arg1> は入力ホスト名を示します。
- <arg2> は入力ポート番号を示します。
- <arg3> は入力ユーザー名を示します。
- <arg4> は入力パスワードを示します。
- 値が空である場合は、"" (空の引用符) を使用します。
- 使用可能なコマンド:
- List コマンド
- 利用可能なネットワークライセンスキーを一覧表示します。
- 使用可能なコマンド:
NetworkLicenseManager list。 - 使用可能なショートカット:
NetworkLicenseManager –ls、NetworkLicenseManager –l。
- 使用可能なコマンド:
- Hostid コマンド
- マシンのホストIDを表示します。
- 使用可能なコマンド:
NetworkLicenseManager hostid。 - 使用可能なショートカット:
NetworkLicenseManager –id。
- 使用可能なコマンド:

