Linuxネットワークライセンスサーバーのセットアップ
一般的に、Bricsysネットワークライセンスサーバーのダウンロード、展開、および設定は、ネットワーク管理者またはシステム管理者の作業です。
ネットワークライセンスサーバーとして使用するコンピューターに、Bricsysネットワークライセンスサーバーをダウンロードしてインストールします。
- ここからBricsysネットワークライセンスサーバー(Linux)をダウンロードしてください。注:
- Bricsysネットワークライセンスサーバーには、RLMサーバーとBricsysネットワークライセンスマネージャーが含まれています。
- Bricsysネットワークライセンスマネージャーは、最新バージョンのRLM framework(V15.2)を利用しています。詳細については、 Bricsysネットワークライセンスマネージャー - リリースノートを参照してください。
- Bricsys-NetworkLicenseServer-V1.0.0-1.tgzを任意のフォルダーに展開します。(コマンドライン:
tar xvzf Bricsys-NetworkLicenseServer-V1.0.0-1.tgz
) - フォルダー内のアプリケーションRLMを起動します。(フォルダー内のコマンドライン:
./rlm
) - ウェブページhttp://localhost:5054にアクセスします。
- ウェブページの左側にあるSystem Infoボタンをクリックします。イーサネットホストIDをコピーし、これを使用してBricsysウェブサイトのマイアカウントページでライセンスをアクティベートします。
- ライセンスファイルをBricsysウェブサイトからダウンロードする場合、Bricsys-NetworkLicenseServer-V1.0.0-1.tgz を展開したフォルダーに保存します。
- Reread/Restart Serversボタンをクリックします。
- Statusボタンをクリックしてサーバーのステータスを確認し、次のページで表内のbricsysボタンをクリックしてBricsysライセンスを表示します。
- RLM Manual...ボタンをクリックすると、ライセンスサーバーの設定方法について詳細が表示されます。このページでは、特にサーバー起動時にRLMを自動的に起動する方法について説明しています。
ネットワークライセンスがアクティベートされてサーバーが起動すると、ライセンスのサービスが開始されます。クライアントコンピューターで、BricsCADのネットワークライセンスが使用可能になります。
Linuxサーバーのポートを開く:
- システムで現在アクティブなゾーンを確認します。
sudo firewall-cmd --get-active-zones
システムのネットワーク構成に応じて、出力は「public」や「work」などとなります。
- 目的のゾーンにポートを追加します。(<PORT>を実際のポート番号に置き換え、<ZONE>をアクティブなゾーンに置き換えます)
sudo firewall-cmd --zone=<ZONE> --add-port=<PORT>/tcp --permanent
注: UDPポートを開く場合は、「tcp」を「udp」に置き換えてください。 - ファイアウォールを再ロードして、変更を適用します。
sudo firewall-cmd --reload
- ポートが開いたことを確認します。
sudo firewall-cmd --zone=<ZONE> --list-ports
これで、指定したゾーンでポートが開き、CentOS 9システムでこのポートを利用するサービスを使用できるようになります。必ず<PORT>と<ZONE>を、実際に使用するポート番号とゾーン名に置き換えてください。
ヒント: サーバー上で既にホストされているフローティングライセンスを更新する必要がある場合は、インストールフォルダー (NetworkLicenseManager.sh) からランチャを呼び出してBricsysネットワークライセンスマネージャー を実行してください。