サイレントインストール(Windowsのみ)

サイレントインストールを行うには、管理者権限が必要です。

  1. PowerShellまたはコマンドプロンプトを開き、ディレクトリ(cd)をBricsCADインストーラの.msiファイルの場所に変更します。
    注: Windows 10以降では、エクスプローラでShiftを押しながらフォルダーを右クリックすると、コンテキストメニューからPowerShellウィンドウをここで開くオプションにアクセスできます。こうすることで、ディレクトリを変更せずに、現在のウィンドウでPowerShellを開くことができます。
  2. msiexec /iと入力し、次のいずれかの操作を行います。
    • BricsCADインストーラのファイル名を入力します。(例:BricsCAD-V25.1.05-1-ja_JP(x64).msi)
    • BricsCADインストーラファイルをWindowsエクスプローラダイアログからコマンドウィンドウにドラッグします。
  3. コマンドプロンプトで/qnと入力します。
  4. インストール完了後に再起動しないようにするには、コマンドプロンプトに/norestartと入力しします。
  5. (オプション)デスクトップショートカットを作成しないようにするには、ADDDESKTOPSHORTCUT=""を追加します。
  6. (オプション)インストール完了時にリリースノートが表示されないようにするには、SHOWRELEASENOTES= ""を追加します。
  7. (オプション)BricsCADをカスタムフォルダーにインストールするには、APPLICATIONFOLDER="your_app_folder"を追加します。
  8. (オプション)BRXLICENSEKEYBRXLICENSEFILE、またはBRXLICENSESERVERのいずれかのプロパティが定義されている場合、BRXLICENSEDESTFILE="path_to_lic_file"を追加してライセンスファイルのフォルダーを指定します。

    デフォルトでは、C:\ProgramData\Bricsysです。

  9. (オプション)ライセンスをアクティベートし、BRXLICENSEDESTFILEで指定したフォルダーに保存するには、BRXLICENSEKEY="your_license_key"を追加します。
  10. (オプション)BRXLICENSEDESTFILEで指定したフォルダーにライセンスファイルをコピーするには、BRXLICENSEFILE="your_license_file"を追加します。
  11. (オプション)BRXLICENSEDESTFILEで指定したフォルダーにサーバーのホスト仕様を含むライセンスファイルを作成するには、BRXLICENSESERVER="host"またはBRXLICENSESERVER="port@host"(*)を追加します。

    (*)ライセンスサーバーがデフォルトのポート5053とは異なるポートを使用している場合。

  12. (オプション)インストール完了後に再起動しないようにするには、REBOOT=ReallySuppressを追加します。
  13. (32ビット限定のオプション)VBAをインストールしないようにするには、INSTALLVBA="0"またはINSTALLVBA=""を追加します。
    注: 32ビットバージョンは、BricsCAD V20以前の場合のみ使用できます。
  14. Enterを押して、インストールを開始します。
注:
  • その他のオプションについては、コマンドプロンプトでmsiexec/?と入力します。
  • msiexecコマンドの詳細については、Microsoft社のWebサイトを参照してください。

コマンドプロンプトの例:

  • デスクトップにショートカットを作成せずにサイレントインストールを実行する:
    msiexec /i "BricsCAD-Vxx.x.xx-x-ja_JP(x64).msi" /qn ADDDESKTOPSHORTCUT=""
    
  • デスクトップのショートカットの作成とリリースノートの表示を行わずにサイレントインストールを実行する:
    msiexec /i "BricsCAD-Vxx.x.xx-x-ja_JP(x64).msi" /qn ADDDESKTOPSHORTCUT="" SHOWRELEASENOTES=""
    
  • サイレントインストールを実行し、ライセンスキーでアクティベートする:
    msiexec /i "BricsCAD-Vxx.x.xx-x-en_US(x64).msi" /qn BRXLICENSEDESTFILE=
    "C:\ProgramData\Bricsys\BricsCAD.lic" BRXLICENSEKEY="****-****-****-****-****"

    ライセンスファイルBricsCAD.licは、指定した場所C:\ProgramData\Bricsysに生成され、すべてのバージョンのBricsCADから自動的に参照されます。

  • 既存のファイルBricsCAD.licを、指定したディレクトリC:\ProgramData\Bricsysにコピーし、すべてのバージョンのBricsCADからライセンスファイルを自動的に参照させるには:
    msiexec /i "BricsCAD-Vxx.x.xx-x-en_US(x64).msi" /qn BRXLICENSEFILE=
    "D:\BricsCAD.lic" BRXLICENSEDESTFILE="C:\PROGRAMDATA\bricsys\BricsCAD.lic"
  • フォルダーC:\ProgramData\Bricsysを割り当てて、その中にサーバーホストの仕様を含むライセンスファイルを作成し、すべてのバージョンのBricsCADから自動的に参照させるには:
    msiexec /i "BricsCAD-Vxx.x.xx-x-en_US(x64).msi" /qn BRXLICENSESERVER="port@host" 
    BRXLICENSEDESTFILE="C:\PROGRAMDATA\bricsys\BricsCAD.lic"