ネットワークライセンスについて

ネットワークライセンスを使用することで、同じTCP/IPネットワーク上の複数のユーザが製品ライセンスへのアクセスを共有できます。Bricsysネットワークライセンスサーバーは、ユーザへのライセンス配布方法を管理します。

BricsCADを起動すると、ネットワーク経由でライセンスサーバーにライセンスがリクエストされます。ライセンスが使用可能な場合、 Bricsysネットワークライセンスサーバー はコンピュータにライセンスを割り当て、ライセンスサーバー上の使用可能なライセンスの数が 1 つ減ります。

BricsCADを閉じると、ライセンスはプールに戻ります。

クライアントコンピューター上のBricsCADでネットワークライセンスを使用できるようにするには、ネットワーク管理者は、最新バージョンのRLM framework (V15.2) を搭載した Bricsysネットワークライセンスサーバー を含む Bricsysネットワークライセンスマネージャーをインストールする必要があります。

ライセンス使用の概要と制御はウェブインターフェースを介して行えますが、ライセンスのアクティベートおよびライセンスの更新はBricsysネットワークライセンスマネージャーダイアログボックスから行うことができます。

Bricsysネットワークライセンスサーバーには、オンラインまたは手動でアクティベート可能なライセンスファイルが必要です。ネットワークライセンスは一度だけアクティベートすることができ、マシンにロックされます。

Bricsysネットワークライセンスサーバーを設定してライセンスをアクティベートすると、BricsCADがインストールされているクライアントコンピュータへのライセンス配布が可能となります。ライセンスを同時に使用できるコンピュータの数は、ネットワークライセンスで利用可能なシート数に限定されます。

システム要件

Bricsysネットワークライセンスサーバー は、WindowsおよびLinuxで使用できます。macOSではご利用いただけません。BricsysネットワークライセンスサーバーをWindowsまたはLinuxで実行している場合、Windows/Linux/macOSを実行しているクライアントコンピュータにライセンスを配布することができます。

サポートされているプラットフォーム

プラットホーム バージョン

Windows

10*

Windows

11

Windows Server

2019

Windows Server

2022

Ubuntu Linux

22.04 LTS以上**

openSUSE Linux

2022年4月以降

Fedora Linux

2022年4月以降

* Windows 10オペレーティングシステムは、2025年10月14日にサポートが終了します。

** Ubuntu 20.04 LTS以降でカノニカルによって引き続きサポートされているUbuntuバージョン(安定性を重視される場合は、LTSをお勧めします)。