高度な設定

ネットワークライセンスサーバーの設定後に、BricsCADがサーバーへの接続を試みるときにエラー-17を報告することがあります。

ファイアウォール、プロキシサーバー、ウイルス対策ソフトウェア、その他のセキュリティ対策の存在が原因である可能性があります。

ウィルス対策

サーバー上でウイルス対策ソフトウェアが実行され、ライセンスサーバープログラム(Windowsの場合はrlm.exe、Linuxの場合はrlm)をブロックしている場合は、ウイルス対策設定でRLMサービスのブロックを解除する必要があります。

サービスのブロックを解除する方法については、ウイルス対策ソフトウェアの設定を確認してください。

ファイアウォール

サーバーとBricsCADの間にファイアウォールがインストールされている場合、ファイアウォールで2つのポート番号を開く必要があります(ポート番号5053とBricsysライセンスサーバーに割り当てられたポート番号)。

このポート番号は、ライセンスサーバーの起動時に動的に割り当てられます。このポートをファイアウォールで開くには、まずサーバー上のBricsCAD.licファイルで設定する必要があります。

  1. Repriseライセンスサーバー管理のウェブインターフェースを開きます(http://localhost:5054)。
  2. 左側のステータスボタン(1)をクリックします。[LicenseServer](ポート 5053)の "rlm" のステータスページが開きます。
  3. ISVサーバーテーブルでポート番号を調べます。ポート番号は2番目の列のbricsysの行に表示されています(2)。
  4. このポート番号をコピーします。
  5. テキストエディタ(メモ帳、Geditなど)でBricsCAD.licファイルを開きます。ファイルのデフォルトの場所は、C:\Program Files\Bricsys\Bricsys Network License Serverです。

    ISV bricsysの行を次のように変更することで、ポート番号を修正できます。ISV bricsys port= [port number](3)ただし、[port number]はISV Serverテーブルからコピーしたポート番号に置き換えてください。

  6. ファイアウォールで、ポート番号5053とBricsCAD.licファイルに追加したポート番号の両方を開きます。
  7. ライセンスサーバープログラムをシャットダウンし、再起動します。
注: それでも問題が解決しない場合は、ライセンスサーバープログラム(Windowsの場合はrlm.exe、Linux/macOSの場合はrlm)をファイアウォールの例外設定に追加し、ライセンスサーバーを再起動します。
要確認: ネットワークライセンスマネージャツールはC:\Program Files\Bricsys\Bricsys Network License Server\NetworkLicenseManager.exeフォルダーにあり、license.bricsys.com/actproポート80およびhttps://api.bricsys.com/ポート443にアクセスできる必要があります。

プロキシサーバー

BricsCAD とネットワークライセンスサーバー間にプロキシサーバーが存在する場合は、プロキシ設定を BricsCAD で構成する必要があります。

詳細については、「クライアントコンピューターのプロキシ設定」の「ネットワークライセンス用にプロキシ設定を永続的に設定する」の項を参照してください。