ライセンスプーリング
複数のライセンスレベルが存在する場合、BricsysネットワークライセンスサーバーはLICファイル内のID番号の順序でBricsCADマシンにシートを割り当てます。この動作の詳細を制御したい場合は、オプションファイルbricsys.optを編集します。
オプションの編集
オプションの編集方法は2通りあります:
- Bricsysネットワークライセンスサーバーインストールフォルダー内のbricsys.optファイルを編集する。
- ウェブインターフェース(Repriseライセンスサーバー管理)で編集。
- ネットワークライセンスサーバー上のhttp://localhost:5054にアクセスします。
- 左側のメニューでStatusをクリックします。
- bricsysISV行のOPTIONS列にあるbricsysをクリックします。
一般的に使用されるオプション
| オプション | 説明 | 構文 | 例 |
|---|---|---|---|
| GROUP | ユーザー名のグループを定義します。 | GROUP name list-of-usernames | GROUP engineers userA userB userC |
| HOST_GROUP | ホスト名のグループを定義します。 | HOST_GROUP name list-of-hostnames | HOST_GROUP firstFloor machineA machineB machineC |
| INTERNET_GROUP | IPアドレスのグループを定義します。 | INTERNET_GROUP name list-of-ip-addresses | INTERNET_GROUP networkGhent 192.168.1.*192.168.2.* 注: ワイルドカード文字(*)は、IPアドレスで使用することができます。
|
| RESERVE | 特定のユーザ(グループ)に複数のシートを予約します。 | RESERVE num product user|host|group|host_group|internet|internet_group|project who [id=nnn] | RESERVE 20 bricscad GROUP engineers id=nnn |
| MAX | 特定のユーザ(グループ)が利用できるライセンス数を制限します。 | MAX num product user|host|group|host_group|internet|internet_group|project who [id=nnn] | MAX 5 bricscad HOST_GROUP firstFloor id=nnn |
| INCLUDE | 製品のライセンスを特定の(グループの)ユーザーにのみ許可します。INCLUDE行で指定されていない人は、その製品を使用することができません。 | INCLUDE product userhost|group|host_group|internet|internet_group|project who [id=nnn] | INCLUDE bricscad GROUP bricscadusers id=nnn |
| EXCLUDE | 特定の(グループの)ユーザーに製品のライセンスを許可しません。 | EXCLUDE product user|host|group|host_group|internet|internet_group|project who [id=nnn] | EXCLUDE bricscad INTERNET_GROUP networkGhent 192.168.1.*id=nnn 注: ワイルドカード文字(*)は、IPアドレスで使用することができます。
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| TIMEOUT | 製品ごとに非アクティブ時のタイムアウトを設定します。 | TIMEOUT secs [product [id=nnn]] | TIMEOUT 3600 bricscad id=nnn 注: RLMの最小TIMEOUTの既定値は3600秒です。
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| TIMEOUTALL | サーバー上に存在するすべてのライセンスの非アクティブ時タイムアウトを設定します。 | TIMEOUTALL secs | TIMEOUTALL 3600 注: RLMの最小TIMEOUTALLの既定値は3600秒です。
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その他のオプションについては、RLMエンドユーザマニュアルのISVオプションファイルの章を参照してください。
ライセンスファイル識別ID
各ライセンスファイルには、次のような識別子が含まれています。
- 新しいネットワークライセンスをアクティベートすると、'_id=nnn(*)' フィールドが自動生成され、ライセンスファイルの末尾に追加されます。(*) nnn は生成された ID の番号であり、変更することが可能です。
- 既存のネットワークライセンスをアップグレードした後も、元のID番号は変わりません。
この ID は各ライセンスファイルを識別するために使用され、ライセンスプーリングのオプションで使用されます。
追加したオプションに[id=nnn]パラメータを指定した場合、そのオプションは対応するライセンスからのシートプーリングに対してのみ有効となります。
RLM_PROJECTによるライセンスプーリング
同じ RLM サーバー上で複数のネットワークライセンスレベルがアクティベートされている場合、RLM_PROJECT 環境変数が設定されていれば、ユーザーはBricsCADの起動時に指定したライセンスレベルを取得できます。
RLM_PROJECT 環境変数は、ライセンスサーバーのオプションと一致している必要があります。ライセンスサーバー上では、識別子(ID)によって特定の PROJECT ユーザー用にライセンスシートが予約されます。
RLM サーバーで実施する作業
例えば、異なる識別子(Lite _id=xxxxxxxx および Pro _id=yyyyyyyy)を持つ 2 つのライセンスファイルがある場合は、すべてのライセンスシートに対して RESERVE オプションを(bricsys.opt ファイルに)追加します。
RESERVE 5 bricscad PROJECT bc_lite id=xxxxxxxx
RESERVE 5 bricscad PROJECT bc_pro id=yyyyyyyy
BricsCADユーザーが実施する作業
- ユーザーのマシン上で一時的な環境変数 RLM_PROJECT を セット するスクリプトを作成し、BricsCAD が PROJECT ライセンスプールについて RLM サーバーとネゴシエートできるようにします。
- 特定のスクリプトを実行すると、BricsCADは目的のライセンスレベルを取得できます。
例えば、
- *.CMD (コマンドプロンプト) ファイル:
-
@echo off set RLM_PROJECT=bc_lite call "C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD V26 ja_JP\bricscad.exe" -
@echo off set RLM_PROJECT=bc_pro call "C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD V26 ja_JP\bricscad.exe"
-
- *.PS1 (PowerShell) ファイル:
-
$env:RLM_PROJECT = "bc_lite" Start-Process -FilePath "C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD V26 ja_JP\bricscad.exe" -
$env:RLM_PROJECT = "bc_pro" Start-Process -FilePath "C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD V26 ja_JP\bricscad.exe"
-
- *.CMD (コマンドプロンプト) ファイル:
すべてのライセンスシートが RLM のオプションで予約されているため、RLM_PROJECT 変数が設定されていない場合、またはその値が ISV サーバーのオプションと一致しない場合、BricsCAD はライセンスを取得できません。
利用可能なライセンスシート数を 5 以上にするか、RESERVE の数を 5 未満にすることで、一部のライセンスが利用可能になります。
RLM_PROJECT オプションは、EXCLUDE や INCLUDE などのほかのオプションと組み合わせて使用できるため、柔軟な設定が可能です。
