QUICKCALCコマンド
BricsCAD内で計算を実行します。
使用方法
このコマンドは、電卓コマンドパネルを開き、BricsCAD内で計算を実行する方法を提供します。幾何関数、単位変換、変数、および関数電卓の基本機能を備えています。
- 座標を取得
- 2点間の距離
- 2点によって定義される線の角度
- 4点によって定義される2本の線分の交点
- 履歴パネル
- 履歴をクリア
- 入力エリア
- 指数表記
- 単位変換
- 変数
座標を取得
選択した点の座標を取得します。
2点間の距離
選択した2点間の距離を取得します。
2点によって定義される線の角度
選択した2点によって定義される線分の角度を取得します。
4点によって定義される2本の線分の交点
選択した4点によって定義される2本の線分の交点の座標を取得します。
履歴パネル
すべての計算を表示します。
履歴をクリア
履歴パネルをクリアします。
入力エリア
計算入力と取得した幾何関数を表示します。
指数表記
関数電卓の機能を表示します。
単位変換
単位変換を実行します。ドロップダウンリストからパラメータを選択できます。
変数
定数(座標/ベクトル、実数、整数)または関数のいずれかの変数をサポートします。
変数をダブルクリックすると、入力エリアに戻ります。
変数またはカテゴリーを右クリックすると、変数またはカテゴリーを追加、編集または削除できるコンテキストメニューが表示されます。
- 新しい変数...
- 変数定義ダイアログボックスが開き、新しい変数を定義できます。注: ユーザー変数は、calvar.xmlファイルに保存されます。このファイルのデフォルトのフォルダーは、C:\Users\<UserName>\AppData\Roaming\Bricsys\BricsCAD\V24x64\en_US\Support
- 新しいカテゴリー...
- カテゴリー定義ダイアログボックスが開き、新しいカテゴリーを定義できます。
- 編集...
- 選択した変数を編集します。
- 削除
- 選択した変数を削除します。
- 入力エリアに戻る
- 入力エリアに値を取得します。
電卓の式で使用できるカスタム関数
- cur
- カーソルで点を取得します。cur関数は、LASTPOINTシステム変数の値を設定します。
サンプル:
-
cur()
-
cur+2*[3,4]
-
- end、mid、cen、nod、qua、ins、per、nea
- これらのスナップモードは、算術式の一部として使用されます。BricsCADは、図形を選択するように求め、適切なスナップ点の座標を返します。スナップモードは、LASTPOINTシステム変数の値を設定します。
サンプル:
-
(end+mid)/2
-
- dist
- 2点間の距離を求めます。
サンプル:
-
dist(cur,end)
-
- vec
- 2点からベクトルを求めます。
サンプル:
-
vec(end,mid)
-
- vec1
- 2点から単位ベクトルを求めます。
サンプル:
-
vec1(cen,end)
-
- dee
- 2点間の距離を求めます。「dist(end,end)」のショートカットです。
サンプル:
-
dee
-
dee()
-
- ill
- 4つの端点によって定義される2本の線分の交点を求めます。
サンプル:
-
ill(end,end,cen,mid
-
- ille
- 「ill(ene,end,ene,end)」のショートカットです。
サンプル:
-
ille
-
ille()
-
- mee
- 2つの端点間の中点を求めます。「(end+end)/2」のショートカットです。
サンプル:
-
mee
-
mee()
-
- rad
- 選択した円、円弧、またはポリライン円弧の半径を求めます。
サンプル:
-
rad
-
rad()
-
- nor - 引数なし
- UCSで選択したオブジェクトの単位法線ベクトルを求めます。円、円弧、またはポリラインのみが受け入れられます。
サンプル:
-
nor
-
nor()
-
- nor - 引数1個
- 2Dベクトルに対する単位法線を求めます。引数は2Dベクトルとして扱われます。
サンプル:
-
nor(cur)
-
nor([1,1])
-
- nor - 引数なし
- 2つの2D端点に対する単位法線ベクトルを求めます。2点のZ座標は単に無視されます。
サンプル:
-
nor(cur,cur)
-
- nor - 引数3個
- 3つの3D点により単位法線ベクトルを求めます。
サンプル:
-
nor(cur,cur,cur)
-
- nee
- 「nor(end,end)」のショートカットです。
- vee
- 「vec(end,end)」のショートカットです。
- vee1
- 「vec1(end,end)」のショートカットです。
- getvar
- BricsCADシステム変数の値を返します。実数、整数またはシステム変数のみが受け入れられます。
サンプル:
-
getvar(UCSXDIR)
-
getvar(textsize)
-