コマンドリファレンス
コマンドの実行
BricsCADでは、以下の方法でコマンドを起動できます:
- コマンドライン:コマンド名を入力
- メニューバー:メニューバーでコマンド名を探して選択。例:作成 | 線分
- リボン:リボンでコマンド名を探して選択。例:ホーム | 作成 | 線分
- ツールバー:ツールバーでコマンド名を探して選択。例:作成 | 注: 特定のツールバーを開くには、ツールバーの上にカーソルを置き、右クリックして から表示したいツールバーを選択します。
- クワッドタブ:クワッドタブでコマンド名を探して選択。例:作成|
コマンドオプション
コマンドオプションはステータスバーやコマンドラインに表示されるほか、PROMPTMENUシステム変数の設定に応じてプロンプトメニューにも表示されます。
PROMPTOPTIONFORMATシステム変数は、コマンドラインプロンプトでのコマンドオプションの表示方法をコントロール制御します。
入力履歴を表示する
直近のコマンド入力の履歴を表示して再実行するには、次の2つの方法があります。
-
- コマンドラインから
- コマンドプロンプトまたは入力プロンプトで、上矢印キーと下矢印キーを使用します。注: 直近の入力ポイントの位置がマーカーで作図領域に表示されます。マーカーの表示は、システム変数のSNAPMARKERSIZE、SNAPMARKERCOLOR、およびSNAPMARKERTHICKNESSで制御できます。
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- コマンドのコンテキストメニューから
- コマンドのコンテキストメニューから最近の入力オプションを表示します。注: コンテキストメニューは、システム変数SHORTCUTMENUが4に設定されている場合に表示されます。
要確認: 入力履歴には、現在のコマンドから遡って12項目(現在と前回の実行から)と、他に前回のコマンド実行から遡って12項目を含みます。
コマンド接頭辞
BricsCADコマンドでは下記の接頭辞が使用できます:
接頭辞 | 種類 | 結果 |
---|---|---|
' (シングルクォートまたはアポストロフィ) | 透過性 | あるコマンドを他のコマンドの実行中で実行できるようにします。 たとえば、線分を作図しているときに、コマンドプロンプトに'zoomと入力すると、LINEコマンドが一時的に中断され、ZOOMコマンドが実行されます。 |
- (ハイフン) | コマンドライン | 非ダイアログ版のコマンドを起動します。すべてのコマンドオプションをコマンドラインで使用できます。 たとえば、コマンドプロンプトに-layerと入力すると、[図面エクスプローラ/画層] ダイアログボックスは表示されません。すべてのコマンドオプションをコマンドラインから使用できます。スクリプトでコマンドを実行する場合には、特に有効な手段です。 |
_ (下線) | グローバル | ローカライズされたBricsCADでオリジナルの英語コマンド(グローバルコマンド)を実行します。 スクリプトやキーボードショートカット、カスタマイズツールを定義する際には、グローバルコマンド接頭辞を使用することをお勧めします。 |
. (ピリオド) | 非再定義 | UNDEFINEコマンドで一時的にBricsCADから削除されているコマンドを実行します。 |
コマンドの接頭辞を組み合わせて実行することができます。たとえば、ZOOMコマンドの定義を一時的に無効にしている場合、「'.zoom」とするとZOOMコマンドを割り込ませて実行できます。