システム変数リファレンス

システム変数リファレンスでは、BricsCADのすべてのシステム変数の概要を説明しています。

システム変数と設定変数は、BricsCADの設定とユーザー設定を保存するために使用されます。[設定]ダイアログボックスからアクセスします。システム変数の多くは、他のCADソフトウェアにも対応しています。変数がBricsCAD固有のものである場合には、これも示されます。

注: AUTOCOMPLETEMODEシステム変数の値は、コマンドラインに入力するときに、システム変数と設定変数のどちらを認識するかを定義します。

システム変数のデータタイプ

  • ブーリアン型:値は1か0(真か偽か、YesかNoか)のいずれか
  • ショート型:-32,768~+32,767の範囲の整数値
  • ロング型:-2,147,483,648~+2,147,483,647の範囲の整数値
  • 実数型:小数点にピリオドを付け、桁区切りのない浮動小数点数
  • 文字列:文字
  • 標準文字列:特定のフォーマットに従った文字列 (例:フォルダパス)
    注: 文字列標準システム変数は、複数のフォルダパスをサポートします。セミコロン(;)を使用して、ファイルパスを区切ります。
  • 3D点:3D空間の点を指定
  • 2D点:XY平面上の点を指定
  • ビットフラグ変数:ビットコードでコントロールされる整数変数。この変数の値は、オプションの追加や削除によって変化します。

システム変数の保存場所

  • Windowsregistry(macOSとLINUXの場合はconfigファイル):値はユーザープロファイルに保存されます。BricsCADを起動すると、カレントのユーザープロファイルの値が読み込まれます。この値は、カレントのBricsCADセッションのすべての図面に適用されます。カレントのユーザープロファイルは、ユーザープロファイル管理ダイアログボックスで設定します。PROFILEMANAGERコマンドを起動すると、このダイアログボックスが表示されます。
  • 図面:値は図面に保存され、その図面にのみ適用されます。
  • Preference:値はユーザープロファイルに保存されます。BricsCADを起動すると、カレントのユーザープロファイルの値が読み込まれます。この値は、カレントのBricsCADセッションのすべての図面に適用されます。
  • 保存されません:デフォルト値はハードコードされており、BricsCADを再起動しても新しい値は保存されません。
  • ワークスペース:カレントのワークスペースに値が保存されます。
注: システム変数とユーザー設定変数の区別は、厳密にはsettings.xmlで設定がシステム変数(save="reg")とユーザー設定(save="prf")のどちらとしてマークされているかにによります。

システム変数の編集

システム変数にはデフォルト値があり、それらを編集することができます:

  • 設定ダイアログボックスから編集
  • コマンドラインに入力

設定ダイアログボックスでは、デフォルト値から設定を変更した変数をフィルタリングできます。

変数の検索

SETVARコマンドを使用して、変数を検索できます。