BricsCAD Shape のクイックドロー

クイックドローツールについて

クイックドローツールを使用すると、企画段階のモデリングが簡単に開始できます。クイックドローツールを使用して、部屋または建物全体を作成できます。一度起動すると、意図的にコマンドを終了するか、他のコマンドが実行されるまでクイックドローが有効になります。

自動吸着するスナップ機能

自動吸着するスナップ機能を使えば、クイックドローのカーソルの位置を簡単に合わせることができます。コマンドが起動中に、カーソルをスナップさせたい図形に近づけます。クイックドローのカーソルが、自動的に図形にスナップします。次のオプションがあります。

原点にスナップさせる
既存の壁にスナップさせる
- 壁にスナップ：
- 壁の延長線上でスナップ：

BIMクイックドローパネル

コマンドを起動すると[BIMクイックドロー] コマンドパネルが開きます。必要な値を直接入力するか、フィールドの矢印を使用して、部屋の寸法を設定できます。自動適用サイズオプションにチェックを入れて、近くの部屋の寸法を採用することもできます。

L字形の建物モデルを作成する方法

カーソルが何も選択していない状態で右クリックしてクワッドを起動し、モデルタブからクイックドローを選択するか、リボンのクイックドローアイコンをクリックするか、コマンドラインに「BIMQUICKDRAW」と入力してクリックドローを起動します。
プロンプト表示：最初のポイントを選択します。
Note: [BIMクイックドロー] コマンドパネルを使用して、フロア間距離、壁幅、スラブ厚さを変更した後、建物の最初のコーナーを指定します。
作図領域内の任意の点を選択して、最初のコーナーを設定します。
カーソルをドラッグして建物のフットプリントを定義します。

ダイナミック入力フィールドで、部屋の横幅と縦幅の値を指定します。Tab キーを押して横幅と縦幅を切り替え、Enter キーを押すか、任意の点をクリックします。EnterまたはEscを押してクイックドローを終了するか、続けてさらに部屋を作成することができます。
クイックドローのカーソルを既存の建物の中に入れて、部屋を増やします。
既存の建物の中にクイックドローカーソルを置くと、ダイナミック入力フィールドにはクイックドローのカーソルから隣の壁までの距離が表示されます。(3、4、5、6)
Note: 自動適用サイズオプションをオンにすると、新しい部屋の壁とスラブの寸法は、スナップする壁やスラブと同じになります。この動作をしないようにするには、コマンドパネルでこのオプションのチェックを外してください。

カーソルが既存の壁にスナップされている場合、カーソルの見た目が調整されて表示されます。

実際に新しい壁を描いて部屋を増やすには、既存の壁からの距離を指定して視点の指示をします。カーソルを移動し、ダイナミック入力フィールドに値を入力して、指示します。手順2、3と同じ方法で壁を描きます。
既存の部屋から壁の一部を削除するには、まずクイックドローのカーソルを建物の内側に置き、既存の壁にスナップさせます。そこでクリックして、建物の外側にカーソルを移動します。
削除される外壁部分が赤色(9)に変わります。

Note: 建物の外側から既存の壁にカーソルを合わせてクリックして、建物の内側にカーソルを移動することで、床スラブを削除しながらレイアウト変更することができます。
2番目の点を選択します。赤色にハイライトされた壁が削除され、L字型の部屋が作成されます。

2Dレイアウト図を使ったクイックドローの使い方

シンプルな長方形やL字型の建物の平面図を開きます。

Note: また、ポリラインコマンドを使った単線の2D平面図を描いてから始めることも可能です。この場合、クイックドローコマンドのデフォルトの壁厚が使用されます。
カーソルが何も選択していない状態で右クリックしてクワッドを起動し、モデルタブでクイックドローを選択するか、リボンのクイックドローアイコンをクリックするか、コマンドラインに「BIMQUICKDRAW」と入力してクリックドローを起動します。
任意の外壁の線分にカーソルを合わせます。

Note: 壁の厚みは、2D図面に描かれた平行な線分の距離に合わせて自動的に調整されます。
自動吸着するスナップ機能を使用して、2D図面の線分から外壁のモデルを作成します。
カーソルを内壁に近づけて、自動吸着するスナップ機能を使って2D図面の線分にスナップさせます。

Note: 壁の厚みは、2D図面に描かれた平行な線分の距離に合わせて自動的に調整されます。
このように2D平面図から3Dモデルを作成することができます。