BIMインターフェースについて
ユーザーインターフェース
BricsCAD BIMのインターフェースには、建築要素の作成と編集に必要なすべてのツール、コマンド、設定が含まれています。まずは建物要素を作成したり、図面を開いたり、建物モデルを読み込むことから始めましょう。
インターフェースの要素
1. ツールバー
BricsCADのツールバーは、類似機能を集めたツールセットとして用意されています。各機能はアイコン付きで表示され、トピック別に分類されています。ツールバーは、すべてのコマンドカテゴリで使用できます。例えば、BIMツールバーはBricsCAD BIMで利用可能なツールセットの一つです。このツールバーには、モデリングで最もよく使用されるBIMツールが含まれています。既存のツールバーをカスタマイズすることも、独自のカスタムツールバーを作成することもできます。
デフォルトでは、画面上部に表示されている 3Dアクセスのツールバーが表示されています。
2. BIMリボン
リボンでは、異なるタブ(12)にグループ化された一連のパネル(11)内にツールが整理されています。各タブにはパネルがあり、各パネルにはボタンやフライアウトのグループがあります。
リボンの右上にあるインターフェース設定ボタンをクリックすると、インターフェース設定ダイアログボックスからインターフェースを簡単に変更できます(インターフェース設定ダイアログボックスの関連記事を参照してください)。
リボンタブの作成 |
カスタマイズダイアログボックスを開き、 リボンタブをクリックします。 リボンタブグループを右クリックし、コンテキストメニューからリボンタブを挿入を選択します。 リボンタブを追加ダイアログの各欄に入力します: ラベル:リボンタブのタイトルとして表示されます。 タイトル:ワークスペースのリボンタブを選択するときに、リボンタブを選択ダイアログで使用します。 ID:リボンタブを識別するための一意の名前です。 |
リボンタブの編集 |
カスタマイズダイアログボックスを開き、 リボンタブをクリックします。 リボンタブを展開して、各種タブを編集することができます。 |
リボンパネルの作成 |
カスタマイズダイアログボックスを開き、 リボンパネルをクリックします。 リボンパネルグループを右クリックし、コンテキストメニューからリボンのパネルを追加を選択します。 リボンパネルを追加ダイアログの欄を入力します: ラベル:リボンパネルのキャプションです。 タイトル:リボンタブのパネルを選択するときに、リボンパネルを選択ダイアログで表示されます。 ID:リボンパネルを識別するための一意の名前です。 |
リボンパネルの編集 |
カスタマイズダイアログボックスを開き、リボンパネルをクリックします。 リボンパネルグループを展開すると、各パネルを編集できます。 |
3.ドキュメントタブの操作
ドキュメントタブで可能なこと:
- 開いている図面の切り替えが簡単にできます。
- ドラッグ&ドロップでタブの表示順を変更できます。
- 閉じるには、タブの右側にあるXアイコン(1)をクリックします。
- コンテキストメニューを表示するには、ドキュメントタブを右クリックします。
- 新しい図面を開くには、ドキュメントタブの最後にある+アイコン(2)をクリックします。
4. ツールパネル
BricsCAD BIMでは、ツールパネルがワークスペースの両側に表示されます。ツールパネルは、BIMパネルで構成されています。BIMパネルはドッキング可能でかつ、移動可能です。ドラッグ&ドロップを使用して、パネルを別のドッキングパネルに移動できます。
デフォルトでは、ツールパネルは下の画像のようになります:左側にはヒント、BIMプロジェクトブラウザ、構造パネルが表示され、右側にはプロパティ、画層、ライブラリ、詳細、 BIM複合材、レンダリングマテリアル、BIMプロファイル、BIM BCF、およびBricsys 24/7パネルが表示されます。
これらは、ツールパネルとは異なるドッキング可能なパネルの機能です。
プロジェクトブラウザ |
BIMプロジェクトブラウザを使用すると、プロジェクトのコンテンツ(モデル、断面図、図面、集計表など)全体を簡単にナビゲートできます。 このパネルの使用方法については、BIMプロジェクトブラウザの記事を参照してください。 |
構造ブラウザ |
構造ブラウザは、カレントモデルの図形を表示するインタラクティブなツリーです。構造ブラウザで構造ツリーを設定することにより、BIMモデルの構成要素の表示方法を変更できます。 設定した構造ツリーはCSTファイルとして保存できます。デフォルトでは、CSTファイルはSupportフォルダーに保存されます。 このパネルの使用方法については、構造ブラウザの記事を参照してください。 |
ヒント |
ヒントパネルには、ツールとコマンドに関する一般的な情報が表示されます。ヒントの内容は、実行中のコマンドによって変わります。ヒントは、パネルが開いているときにのみ表示されます。 下図は、DRAGコマンドを実行中に表示されるヒントパネルです: |
ライブラリ |
ライブラリパネルには、デフォルトで使用可能なコンポーネントの一覧が表示されます。これらのコンポーネントを配置するには、クリックして図面にドラッグするだけです。 パネルの下部には、というボタンがあります。たとえば、窓の図面を作成したら、このボタンをクリックして、コンポーネントライブラリに独自の図面を追加することができます。これにより、他のすべての図面で窓をコンポーネントとして使用できます。 |
BIM複合材 |
BIM複合材パネルには、多様なBIMモデルのソリッドにドラッグするだけで割り当てられる定義済み複合材のライブラリが表示されます。 モデル内の要素に複合材を割り当てることは、BIMモデルの精度を高めるための核となるステップです。複合材には、複数の材料または単一のプライを含めることができます。 このパネルのより詳細な使用方法については、BIM複合材を参照してください。 |
BIMプロファイル |
BIMプロファイルパネルには、定義済みのプロファイルのライブラリが表示されます。このライブラリは、線形ソリッドにドラッグして割り当てることができます。 このパネルのより詳細な使用方法については、BIMプロファイルを参照してください。 |
プロパティ |
プロパティパネルには、選択した要素のすべてのプロパティが表示されます。最初に一般的な情報がいくつかあります。このパネル内の他のタブは、選択した要素のタイプによって異なります。 例えば、ここでは、選択した項目が窓であり、画層によって色付けされていることがわかります。プロパティはお好みに合わせて調整可能です。 このパネルのより詳細な使用方法については、プロパティの記事を参照してください。 |
画層 |
画層パネルには、図面のすべての画層が表示されます。 カレントの画層(27)が表示されます。違う画層の左側をクリックすると変更できます。また、画層の電球アイコン(28)で、画層のオン/オフを示します。色、線種...、などの他の画層プロパティは、右にスクロールすることで検索および調整ができます。 この例では、カレント画層がDOOR_FRAMEで、表示がオンになっています。 |
メカニカルブラウザ |
メカニカルブラウザパネルには、カレント図面のコンポーネント、フィーチャ、配列、パラメータ、拘束が階層で表示されます。 これらのノードはツリー状の形式で表示されます。各ノードを展開したり折りたたんだりして、子ノード(入れ子のコンポーネントなど)を表示できます。 メカニカルブラウザでは、パネル下部に表示される特定のノードのプロパティを編集することができます。また、ノードを右クリックしてコンテキストメニューを表示させると、ノードの種別に応じて異なるツールが使用できます。たとえば、上図では、選択した窓に説明を追加できます。 |
レンダリングマテリアル |
レンダリングマテリアルパネルには、ソリッドにドラッグで割り当てることができる定義済みマテリアルのライブラリが表示されます。 また、図面で現在使用しているすべてのマテリアルのリストも表示できます。 マテリアルの編集および作成方法については、マテリアルの記事を参照してください。 |
レポート |
コマンドによっては、レポートパネルでコマンドの出力結果のレポートが表示されます。例えば、SHEETMETAL(Sm*)関連コマンドのすべて、DMAUDITおよびDMSTITCHコマンドなどです。 |
Bricsys 24/7 |
Bricsys 24/7アカウントにログインして、クラウドでプロジェクトをコラボしましょう。BricsCAD 24/7は、プロジェクト管理、プロジェクトチーム間のコラボレーション、クラウドコンピューティングセキュリティ、タスクの自動化を可能にします。 ログインすると、下の画像に示されるように、クラウドプロジェクト、フォルダー、ドキュメント内のの概要を見ることができます。 このパネルの使い方の詳細については、Bricscad 24/7パネルの記事を参照してください。 |
BIM BCF |
ここでは、BCF(Bimコラボレーション形式)ファイルを読み込んで、BCFサーバーに接続できます。このパネルに、BCFトピックがリスト化されます。 新しいBCFパネルの上部には、ライブラリパネルのようにすべてのトピックが表示されます。 新しいBCFパネルの下部には、現在有効なトピック、大きなスナップショット、最も一般的なメタデータ、コメント、作者、状態、などが表示されます。 イシューをダブルクリックすると、トピックがアクティブになります。 |
詳細 |
詳細パネルで可能なこと:
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4. ルックフロムウィジェット
ルックフロムウィジェットは作図領域の右上隅に表示されます。ウィジェットの上にカーソルを置くと、椅子のプレビュー(16)と、小さな緑色の四角形(15)が表示されます。三角形の上でカーソルをクリックすると(17)、3D表示がどのようになるかが示されます(18)。ルックフロムのデフォルトの場所は、作図領域の右上隅です。
6. UCSアイコン
UCSは、ユーザー定義座標系(User-defined Coordinate System)の略です。UCSアイコンには、カレントの座標系の性質が表示されます。アイコンの表示はUCSアイコンシステム変数を介してコントロールされ、UCSアイコンの位置は、UCSアイコン位置システム変数によって定義されます。
7. モデルタブ
作図を始めるときの最初の作業領域をモデル空間と言います。モデル空間は、ワールド座標系(WCS)やユーザ座標系(UCS)で二次元モデルや三次元モデルを作成するための作業領域です。モデルタブを使用している間は、モデル空間で表示と作業を行います。8. レイアウトタブ
各図面には少なくとも1つのレイアウトがあり、各レイアウトは1つまたは複数のビューポートで構成されます。各ビューポートでは、図面の異なる部分を異なる尺度で表示できます。
ペーパー空間は、用紙のサイズに応じて、与えられた尺度でモデル空間ビューを提供する作業環境です。
各レイアウトでは、図面を印刷用として完全なものにするために必要な図形(表題欄、凡例、図枠など)を追加できます。これら追加した図形は、レイアウトにのみ表示されます。他のレイアウトやモデル空間では表示されません。
レイアウトモードでのUCS
レイアウトモードのペーパー空間で表示されるW(19)文字は、WCSがアクティブであることを意味し、UCSアイコン内に表示されます。
9.コマンドライン
- 下部のフィールドにコマンドを入力すると、BricsCADはコマンドの実行に関するプロンプト、オプション、その他の情報を表示します。コマンドラインを閉じている場合、この情報はステータスバーに表示されます。
- コマンド履歴は、コマンドラインの上部に表示されます。
閉じる(1) | コマンドラインを閉じます |
グリップ(2) | マウスの左ボタンを押したままドラッグすると、コマンドラインを移動できます。 |
コマンド履歴(3) | 以前に入力したコマンドを表示します。 |
コマンド編集(4) | ここでは、コマンドとコマンドオプションを入力します |
10. ステータスバー
ステータスバーは、BricsCADアプリケーションウィンドウの下端に沿って表示されます。ここには、カレント図面の設定に関する様々な情報が表示されます。ステータスバーのすべてのフィールドは、ステータスフィールド(1)を除き、オプションです。ステータスバー(2)の右端にある小さな黒の下向き矢印ボタンをクリックすると、すべてのフィールドのリストが表示されます。各フィールドをクリックするごとに表示が切り替わります。
フィールドを右クリックすると、このフィールドのオプションメニューが表示されます。
ステータスフィールド(1) | ソフトウェアの状態を表示します。 |
リストボタン(2) | 利用できるステータスバーフィールドのリストを表示するには、矢印をクリックしてください |
フィールド(3) | フィールドのオン/オフを切り替えます。コンテキストメニューを表示するには右クリックします。 |