図形の回転

ROTATEコマンドは、指定された回転角度に沿って、または基準角度に対して、指定された点で図形を回転します。標準の方法では、現在の方向からの相対的な回転角度を使用して図形を回転します。

デフォルトでは、角度は3時(東)から始まり、反時計回りに増加します。時計回りに回転させたい場合は、マイナスの値を入力します。



注:
  • 基準角度は、現在のUCSを参照するANGBASE値によってコントロールされます。
  • 角度方向は、現在のUCSに対して、0角度から正の方向に設定されたANGDIR値によってコントロールされます。


一般的な手順

  1. ROTATEコマンドを起動します。

    プロンプト表示:回転する図形を選択 [選択オプション (?)]:

  2. 図形を選択します。

    セット内の図形:1

    プロンプト表示:回転する図形を選択 [選択オプション (?)]:

  3. さらに図形を選択するか、Enterを押して選択を終了します。

    プロンプト表示:回転ポイント:

  4. 点を指定します。

    プロンプト表示:回転角度、または [基準角度 (B)/コピー (C)] <0>:

  5. 以下のいずれかの操作を行います:
    • 点を指定します。
    • 値を入力し、Enterを押します。

    選択した図形が回転します。

基準角度に対して選択図形を回転

  1. ROTATEコマンドを起動します。

    プロンプト表示:回転する図形を選択 [選択オプション (?)]:

  2. 図形を選択します。

    セット内の図形:1

    プロンプト表示:回転する図形を選択 [選択オプション (?)]:

  3. さらに図形を選択するか、Enterを押して選択を終了します。

    プロンプト表示:回転ポイント:

  4. 点を指定します。

    プロンプト表示:回転角度、または [基準角度 (B)/コピー (C)] <0>:

  5. 基準角度オプションを選択します。

    プロンプト表示:基準角度 <0>:

  6. 以下のいずれかの操作を行います:
    • 値を入力し、Enterを押します。
    • 2点をクリックして基準角度を指定します。
  7. プロンプト表示:新しい角度 <30.84>:
  8. 以下のいずれかの操作を行います:
    • 値を入力し、Enterを押します。
    • ポイントを指定します。

    選択図形が回転します。

3D回転



  1. ROTATE3Dコマンドまたは3DROTATEを起動します。

    プロンプト表示:回転する図形を選択 [選択オプション (?)]:

  2. 図形を選択します。

    セット内の図形:1

    プロンプト表示:回転する図形を選択 [選択オプション (?)]:

  3. さらに図形を選択またはEnterを押して選択を終了します。

    プロンプト表示:軸の最初のポイントを指定するか、または軸を定義 [X軸/Y軸/Z軸/2点 (2P)/オブジェクト (O)/最後 (L)/ビュー (V)] <2点(2P)>:

  4. 図形オプションを選択後、2点オプションを選択します。

    プロンプト表示:軸の始点を指示:

  5. 点を指定します。

    プロンプト表示:軸の端点を指示、または <ビュー方向と平行な軸を使用>:

  6. 点を指定します。

    プロンプト表示:回転角度を指示、または [基準角度 (B)/コピー (C)]: 45

  7. 値を入力し、Enterを押します。

    選択図形が回転します。