CAEANALYZE2D [2D解析]

2D有限要素解析を実行します。

BricsCAD Mechanical

アイコン:

説明

ワールド座標系のXY平面にある閉じた2D境界線または3D平面に対して、2D有限要素解析を実行します。

使用方法

最初に、閉じた2D境界線または3D平面を選択すると、2D静的解析コマンドのコンテキストパネルが開くので、材料特性や物理パラメータ、荷重と支持、入力境界のメッシュを定義します。準備ができたら解析を実行し、解析結果を視覚的に検査・分析します。

材料特性と物理パラメータには、ヤング率、ポアソン比、降伏値、厚さがあります。荷重には点圧と線圧、支持には点支持と線支持があります。解析結果は、入力値の概要、グローバル出力値(実行時間、最大ミーゼス応力、最大変位、安全係数)、変位やミーゼス応力のカラーメッシュが表示されます。

注: コマンドライン内のオプションは、コマンドコンテキストパネルにあるオプションを反映します。
  1. 支持と荷重
  2. モード
  3. 材料特性
  4. メッシュ

支持と荷重

適切なボタンをクリックして、荷重(点圧、線圧)および支持(点支持、線支持、転がり点支持、転がり線支持)を追加します。荷重と支持は、曲線図形に設定します。

  1. 点支持を追加
  2. 線支持を追加
  3. 転がり点支持を追加
  4. 転がり線支持を追加
  5. 点荷重を追加
  6. 線荷重を追加
  7. 追加した支持と荷重の一覧
  8. 編集ボタン
  9. 削除ボタン
点支持を追加
図面の領域の境界線上の点をクリックして、点支持を追加します。
線支持を追加
図面の領域の境界線上の1番目と2番目の点をクリックして、線支持を追加します。
転がり点支持を追加
図面の領域の境界線上の点をクリックして、転がり点支持を追加します。
転がり線支持を追加
図面の領域の境界線上の1番目と2番目の点をクリックして、転がり線支持を追加します。
点荷重を追加
図面の領域の境界線上の点をクリックして、点荷重を追加します。次に、境界に接する荷重の角度(デフォルトでは90度、境界線に垂直)を指定し、点荷重の値を指定します。
線荷重を追加
図面の領域の境界線上の1番目と2番目の点をクリックして、線荷重を追加します。次に、境界に接する線圧の角度(デフォルトでは90度、境界線に垂直)を指定し、線圧の値を指定します。

支持記号と荷重記号:

注:
  • 支持と荷重は、図面内に別々の記号で示されます。
  • モデル空間における支持記号と荷重記号のサイズは注釈尺度により決まります。
  • 指示記号と荷重記号は、コマンド終了後も図面に保持されるため、後で再利用できます。
追加した支持と荷重の一覧
追加したすべての支持と荷重の一覧です。個別に編集または削除することができます。
注: 支持や荷重を追加または編集するときはコマンドのコンテキストパネルが閉じて、コマンドラインからオプションを選択することができます。

支持や荷重を追加または編集するときのコマンドラインのオプション

荷重
荷重を管理します。
荷重を追加
荷重を追加します。
点荷重
点の位置、荷重の角度、点荷重の大きさを指定して、点荷重を追加します。
点の位置を指定
荷重位置の点を指示します。
境界に接する荷重の角度を指定
境界に接する角度を指定するか、デフォルト値を承諾します。
点荷重の大きさを指定
点荷重の大きさを指定します。
線荷重
線圧を追加します。
1点目の位置を指定
線圧位置の1点目を指示します。
2点目の位置を指定、または方向を変更
線圧位置の2点目を指示します。あるいは、2点目を指示置する前に方向を指定することもできます。
自動
2点目の方向を自動的に検出します。
反時計回り
2点目を配置する方向を反時計回りに設定します。
時計回り
2点目を配置する方向を時計回りに設定します。
閉じる
点の位置の選択を終了します。

ホットキーアシスタントウィジェットを使用すると、2点目の向きを変更することができます。Ctrlを押すとオプションが切り替わります。

注: ホットキーアシスタントウィジェットは、HOTKEYASSISTANTシステム変数が1に設定されている場合に表示されます(ホットキーアシスタント ウィジェットの記事を参照)。
境界に接する線圧の角度を指定、または変更
線圧の角度を設定できまします。
X軸に対する絶対角度
X 軸を基準とした線圧の角度を設定します。
境界に接する相対角度
境界に接する線圧の角度を設定します。
線圧の大きさを指定
線圧の大きさを指定します。
荷重を削除
選択した荷重を削除します。
荷重を編集
選択した荷重の位置・角度・大きさを変更します。
位置
新しい荷重の位置を設定します。
角度
新しい荷重の角度を設定します。
大きさ
新たに荷重の値を設定します。
注: このオプションは、荷重を追加と同じです。
支持
支持を管理します。
支持を追加
支持を追加します。
点支持
点の位置と支持の角度を指定して、点支持を追加します。
点の位置を指定
支持位置の点を指示します。
境界に接する支持の角度を変更
境界に接する角度を指定するか、デフォルト値を承諾します。
転がり点支持
点の位置と支持の角度を指定して、転がり点支持を追加します。
線支持
線支持を追加します。
1点目の位置を指定
線支持位置の1点目を指示します。
2点目の位置を指定、または方向を変更
線支持位置の2点目を指示します。あるいは、2点目を指示する前に方向を指定することもできます。
転がり線支持
1番目と2番目の点をクリックして、転がり線支持を追加します。
支持を削除
選択した支持を削除します。
支持を編集
選択した支持の位置・角度・種類を変更します。
位置
新しい支持の位置を設定します。
角度
新たに支持角度を設定します。
種類
指示の種類を変更します。
固定
固定する支持を設定します。
転がり
転がり支持を設定します。
注: このオプションは、支持を追加と同じです。
編集ボタン
荷重または支持を編集します。
削除ボタン
荷重または支持を削除します。

モード

解析を実行するモードを選択します。

平面応力
平面応力モードで解析を実行します。応力テンソルが平面外コンポーネントを持たないと仮定される場合に、このモードを選択します。
平面ひずみ
平面ひずみモードで解析を実行します。Z方向のひずみがゼロであると仮定される場合に、このモードを選択します。

材料特性

材料特性を定義します。

厚さ
材料の厚さを定義します。
ヤング率
材料のヤング率を定義します。
降伏値
材料の降伏値を定義します。
ポアソン比
ポアソン比を定義します。

メッシュ

入力境界のメッシュを定義します。

メッシュサイズ
メッシュ要素のエッジの長さを定義します。
細分化率
細分化領域に使用する細分化率を設定します。
メッシュ計算
メッシュサイズ・荷重・制限に従って、領域全体のメッシュを生成します。
注: このボタンは、初めてメッシュを生成する場合のみ使用します。
メッシュ更新
メッシュサイズ・荷重・支持を変更した場合は、メッシュを更新する必要があります。
領域を細分化
複数の細分化領域を追加すると、指定した細分化率に基づいて生成されたメッシュが改善されます。
細分化をクリア
細分化した領域をすべて削除します。

次へボタンを押すと、分析結果が表示されます:

解析結果

  1. 入力値
  2. グローバル数量
  3. ローカル数量の調査
  4. メッシュの視覚化
入力値
前のパネルで定義した入力値が表示されます。
グローバル数量
計算による出力値が表示されます。
実行時間
実行時間が表示されます。
最大ミーゼス応力
最大ミーゼス応力が表示されます。
最大変位
計算による最大変位が表示されます。
安全係数
計算による安全係数が表示されます。
ローカル数量の調査
指定した点におけるローカル出力値を表示します。ドロップダウンリストから、前回指示点またはマウスホバー点のいずれかを選択します。
X位置
指示した点のX位置が表示されます。
Y位置
指示した点のY位置が表示されます。
ミーゼス応力
指示した点のミーゼス応力が表示されます。
X方向変位
指示した点のX方向の変位を表示します。
Y方向変位
指示した点のX方向の変位を表示します。
移動距離
指示した点のY方向の変位を表示します。
メッシュの視覚化
メッシュの結果表示を制御します。
変位係数
変位係数を定義します。

メッシュ内のノードの実際の変位は、通常非常に小さいため図面では気付きません。変位係数を使用すると、メッシュ内の節点の変位を誇張して表示します。

カラー数量
変位ミーゼス応力の数値を含むカラーマップの凡例を表示します(ドロップダウンリストを参照)。
保存
モデル空間に解析結果を配置します。
入力を編集
前のページへ戻り、2D解析に必要な特性を編集します。