-HATCH [ハッチング]
閉じた2次元の領域を、繰り返しのパターンやソリッドカラーで埋めます。

エイリアス:-BH、-B
注: 3D図形はハッチングできません。
使用方法
ハッチパターンを適用するには2つの方法があります:
- 内側の点を指示
- 図形を選択します。
注: コマンド起動時に非表示になっていた図形を選択することはできません。ただし、部分的に表示されている図形は選択することができます。
コマンドオプション
- ハッチングプロパティ
- ハッチングパターンを指定することができます。
- 一覧表示
- すべてのハッチングパターンの名前を一覧表示します。F2を押すと、プロンプト履歴ウィンドウに一覧が表示されます。
- 塗り潰し
- ソリッドカラーで塗り潰したハッチングを指定します。
- ユーザー定義
- ハッチングパターンをカスタマイズできます。
- パターン角度
- パターン線の角度を指定します。
- 標準パターンの線分間隔
- ハッチングの線と線との間隔を指定します。
- クロスハッチング領域
- 元のパターンに対して90度の角度でパターンを繰り返します。
- グラデーション
- グラデーションのパターンを指定することができます。
- グラデーションの角度
- グラデーションの塗り潰しの角度を指定できます。
- グラデーションの中心?
- グラデーションをセンタリングします。
- 一覧表示
- すべてのグラデーションパターンの名前を一覧表示します。F2を押すと、プロンプト履歴ウィンドウに一覧が表示されます。
- 一色
- 新しいグラデーションの色と色合いを指定します。
- シェードまたはティント値
- 0~1の間で数値を指定します(0=暗い、1=明るい)。
- カラーブック
- カラーブック名を入力します。
- 2色
- 新しいグラデーションの色を2つ指定します。
- 境界を削除
- 境界図形を削除します。
- 高度なオプション
- ハッチングの高度なオプションを設定することができます。
- 境界セット
- 境界作成時に対象とする図形を指定します。
- 境界を残す
- 一時的な境界のコマンド終了後の維持を決めます。
- 島
- 島のハッチング対象部分を切り替えます。島は内部の境界を表しています。
- スタイル
- 島をどのように扱うか指定します。
- 入れ子
- 一番外側の島から順に交互にハッチングします。
- 外側のみ
- 一番外側の領域だけをハッチングします。内側の島はハッチングしません。
- 無視
- 島を無視してハッチングします。
- 関連付けをセット
- 境界の変化に合わせてハッチングのジオメトリの更新をするハッチングの関連付けを切り替えます。
- 境界許容差
- ハッチングの境界が完全に閉じていないときに無視する最大ギャップを指定します。
- ハッチングを分割
- 閉じた領域ごとに個別のハッチングを作成、または全体に一つのハッチング図形を作成するかを指定します。
- 表示順序
- 重なり合っている図形またはその境界の上(前面)にハッチングパターンを表示、または下(背面)に表示するかを指定します。
- 原点
- ハッチング原点の新しい値を指定します。
- 異尺度対応
- ハッチングの異尺度対応プロパティを設定します。CANNOSCALEシステム変数で定義された現在の異尺度を適用します。
- 画層
- ハッチングを配置する画層を指定します。
- 透過性
- 透過度を0~90の値で指定します。
- ByLayer
- ハッチングを配置した画層の透明度プロパティの値を適用します。
- ByBlock
- 透明度の値はブロック別に制御されます。
- カレントを使用
- CETRANSPARENCYシステム変数で定義された現在の透明度値を適用します。
- 元に戻す
- 選択した境界を選択範囲から削除します。
注: グリップを使い、ハッチングを直接編集することができます。

- ハッチングの移動は、中心のグリップ (2) をドラッグします。
- ハッチングの境界を変更するには、各境界の頂点 (1)、または、境界のセグメントの中点 (3) をドラッグします。