BricsCAD パフォーマンス問題のトラブルシューティング方法

ファイルを開く、または保存が遅い

DWG ファイルを開いたり保存したりする際に通常より時間がかかる場合、主なハードウェアリソースのボトルネックは一般的に CPU です。また、ネットワークの遅延やディスクの読み取り/書き込み性能の制約によって、さらに処理が遅くなることがあります。

一般的な原因

  • C: ドライブの空き容量不足(一時ファイルおよび仮想メモリによる容量の圧迫)。
  • ネットワークの遅延(サーバー、NAS、または VPN 上にあるファイル)。
  • ネットワークパス上のリソースの検索。
  • ウイルス対策ソフトによる bricscad.exe または DWG ファイルへのアクセスのスキャン。
  • ネットワークドライブのマッピングによるオーバーヘッド(カスタムソリューション)。
  • DWG または外部参照の複雑性が高い。
  • サードパーティ製プラグインまたは LISP の競合。

BricsCAD の確認

  • DWG ファイルに対して _RECOVER コマンドを実行します。
  • DWG ファイルをローカルドライブにコピーし、ファイルを開く時間と保存する時間を再度確認します。
  • _MTFLAGS システム変数を 4095 に設定します。設定後、BricsCADを再起動してください。
  • 外部参照、カスタムリソースのパス、および起動時に読み込まれる LISP ファイルやプラグインを確認します。

システムの確認

  • Windowsの電源プランを高パフォーマンスまたは最適なパフォーマンスに設定します。
  • タスクマネージャーで bricscad.exe の CPU と RAM の使用状況を監視します。
  • C: ドライブのパーテーションには、少なくとも 10% の空き容量が必要です。
  • BricsCAD をセーフモードで起動します。アドオンが無効になっていることを確認します。
  • バックグラウンドプロセスの競合を排除するため、Windowsをセーフモードで起動します。

画面操作(ズーム、パン、回転)が遅い

BricsCAD の動作が遅くなったり、応答しなくなったりする場合、CPUやGPUの性能が影響している可能性があります。

CPUとGPUがパフォーマンスに与える影響について:

  • CPUの影響が大きい場合:
    • 一般的なケース:2Dワイヤーフレーム表示スタイルを使用している場合。
    • 動作が遅い場合:ファイルの複雑さ、バックグラウンドでのCPU負荷、またはマルチスレッド設定(_MTFLAGSシステム変数)が適切でないことが原因として考えられます。
  • GPUの影響が大きい場合:
    • 一般的なケース:シェーディング表示または3D表示スタイルを使用している場合。
    • 動作が遅い場合:GPUの処理性能、VRAMの不足、または負荷の高い表示スタイル設定が原因として考えられます。

一般的な原因

  • マルチスレッドが有効になっていない(_MTFLAGSシステム変数のビット1と2がオンになっていない)。
  • 2Dと3Dのジオメトリが複雑に混在している。
  • RAM使用量が多い。
  • 表示スタイルのレンダリング設定による負荷が高い。

BricsCAD の確認

  • 2Dワイヤフレームとワイヤーフレームでパフォーマンスを比較します。
  • GSDEVICETYPE2Dの値をテストします。変更するたびに BricsCADを再起動する必要があります。
  • 可能な場合は、構築線と放射線をフリーズ画層に移動してください。
  • GSDEVICETYPE3Dの値をテストします。変更するたびに BricsCADを再起動する必要があります。
  • _SHADEMODEコマンドを_GOURAUDモードでテストします。
  • レンダリング表示スタイルを最適化します:
    • 面スタイルをリアリスティックからグーチに変更します。
    • 照明品質を最もスムーズからスムーズに変更します。
    • マテリアル表示をオフに設定します。
    • エッジ設定 > 表示を等値線数またはなしに設定します。

システムの確認

  • Windowsのグラフィックス設定で、BricsCAD を高パフォーマンスに設定します。
  • USBドックを取り外し、ディスプレイをGPUのポートに直接接続します。
  • 操作中に、タスクマネージャーでRAM、GPU、CPUの使用状況を確認します。

サポートリクエスト用の情報を収集する方法

問題が解決しない場合は、以下の情報を記載したサポートリクエストを作成してください:

  • _ETRANSMITコマンドで作成したDWGパッケージ。
  • 正確な再現手順。
  • ローカル環境とネットワーク環境でのパフォーマンスの比較。
  • CPU、RAM、GPUの使用状況が分かるスクリーンショット。
  • BricsCAD のバージョン、ビルド番号、およびOSのバージョン。
  • GPUのモデルとドライバー情報(コマンドラインから_REDSDKINFOコマンドの出力をコピー)。
  • BricsCAD のセーフモードまたはWindowsのセーフモードで問題が再現するかどうか。