BricsCADの割り込みコマンド

土木割り込みコマンドを使用して、既知の情報(点、距離、半径)に基づいて値を入力します。

割り込みコマンドは、次の方法を使用して、別のコマンド(PLINE、3DPOLY、ALIGNMENTなど)内で実行できます。

  • リボンのホームタブにある土木割り込みコマンドリボンパネルでコマンドをクリックします。
  • コマンドラインでコマンドを入力します。
  • 土木割り込みコマンドツールバーをアクティブにして、コマンドを選択します。

    土木割り込みコマンドツールバーアクティブにするには、リボンを右クリックして、ツールバーに移動し、BRICSCADを選択し、土木下で土木割り込みコマンドを選択します。

方位と距離

エイリアス:'BD

方位における点の位置と既知の点からの距離を指定します。出力は新しい点の座標です。

コマンドオプション(パラメータオプション)

四半円点を指定
必要な象限を選択できます。

象限:NE = 1、SE = 2、SW = 3、NW = 4

方位を指定
選択した象限内で測定される角度を指定できます。測定は非常に正確です(度、分、秒)。

角度は動的に指定することも、コマンドラインに入力して指定することもできます。(NE:0,90:SE:90,0:SW:0,90:NW:90,0-一例として、NEの場合、0はN軸及び測定の開始軸を表します。終了軸は90度で表され、この例ではE軸になります。

または、角度を10進数で入力すると、度、分、秒に変換されます(最初の2桁の小数点以下桁は分を表し、次の2桁は秒を表します)。

注: 有効な値は次のとおりです。
  • 度:0-90
  • 分:0-59
  • 秒:0-59
距離を指定
象限の原点からの距離を、以前に指定した角度で指定できます。角度は動的に指定することも、コマンドラインに入力して指定することもできます。

:PLINEコマンドを実行します。

:PLINE
ポリラインの始点を選択、または<Last point> [フォロー(C)] :
次の点を設定、または [円弧を描く(A)/距離(D)/追従(C)/半角(F)/幅(W)]:
次の点を設定、または [円弧を描画(A)/距離(D)/フォロー(C)/半角(F)/幅(W)/元に戻す(U)]: 'BD
 
>>象限を指定 [北東に 1、南東に 2、南西に 3、北西に 4]: 1
>>方位指定:40d30'20"
>>距離指定:123
PLINEコマンドの再開
注: 縮尺が大きい場合は、誤差を減らすために新しい座標系が作成されます。

方位角と距離

エイリアス:'ZD

既知の地点からの方位角と距離を指定します。

コマンドオプション(パラメータオプション)

方位を指定
コマンドで以前に作成した線分を基準にした角度を選択できます。これは、図面上で動的に行うか、コマンドラインに正確な角度(度、分、秒、または10進数)を入力することで実行できます。
距離を指定
始点からのオフセットを指定できます。角度は動的に指定することも、コマンドラインに入力して指定することもできます。

:PLINEコマンドを実行します。

:pl
ポリラインの始点を選択 または [フォロー(P)]<Last point> : 0,0
次の点を設定、または [円弧(A)/距離(D)/フォロー(C)/半幅(F)/幅(W)を描画(R)]: '_ZD
方位角を指定: 60
距離を指定: 50
次の点を設定、または [円弧(A)/距離(D)/追従(C)/半角(F)/幅(W)]:

測点とオフセット

エイリアス:'_SO

測点の位置と線形からのオフセットを指定します。

注: このオプションは、水平位置合わせ要素で作業する場合に使用します。

コマンドオプション(パラメータオプション)

整列を選択
使用する必要のある水平方向の配置を選択できます。
測点を指定
線形上の任意の点を開始点として選択できます。
オフセットを指定
測点に垂直な支持線を作成します。これにより、支持線上のオフセットを指定できます。角度は動的に指定することも、コマンドラインに入力して指定することもできます。

:PLINEコマンドを実行します。

: PLINE
ポリラインの始点または[追従]<Last point> を選択します。
次の点を設定するか、[円弧/距離/追従/半値幅/幅を描画]:
次の点を設定するか、[円弧を描く/距離/フォロー/半値幅/幅/元に戻す]:'_SO

>>配置を選択:
>>ステーションの指定:
>>オフセットを指定:
PLINEコマンドの再開

ポイント番号

エイリアス:'_PN

ポイント番号を使用してポイントの位置を指定します。複数のポイント番号を入力するか、またはコンマで区切られた数値範囲を入力します。

注: このコマンドは、土木ポイントを操作しているときに使用します。

:3DPOLYコマンドを実行します。

: 3DPOLY
ポリラインの開始: '_PN
>>ポイント番号を入力:1-4
[3DPOLY]コマンドを再開する

ポイントオブジェクト(図面でグラフィカルに選択)

エイリアス:'_PO

既存の土木ポイントを選択して、ポイントの位置を指定します。

:3DPOLYコマンドを実行します。

:3DPOLY
ポリラインの開始: '_PO
>>ポイントオブジェクトを選択:
[3DPOLY]コマンドを再開する
>>ポイントオブジェクトを選択:
[3DPOLY]コマンドを再開する
>>ポイントオブジェクトを選択:
[3DPOLY]コマンドを再開する