図面を開く/保存する

BricsCADが図面を開いて保存する方法は、一連のシステム変数によって制御されます。

名前 タイトル 説明
SHOWFULLPATHINTITLE タイトルにフルパスで表示 タイトルバーに、図面のフルパスを表示するか、ファイル名だけを表示するかを指定します。
DRAWINGPATH 図面パス

OPENコマンドとSAVEASコマンドの [ファイル] ダイアログに追加フォルダを指定します。

Windowsプラットフォームの場合:[ファイルを開く] ダイアログの[場所] バーに5つのフォルダがあります。

PLACESBARFOLDER1 - PLACESBARFOLDER4 1番目、2番目、3番目、4番目のフォルダ 非標準の[ファイルを開く] ダイアログ(Windowsプラットフォームのみ)の[場所] バーで1番目から4番目のフォルダを設定します。
THUMBSIZE サムネイルプレビューサイズ サムネイルプレビューサイズの最大値をピクセル値で指定します。
INDEXCTL インデックスコントロール
画層インデックスまたは空間インデックスの作成および保存を指定します。
  • 画層インデックスには、図面内のすべての図形と、それらがどの画層にあるかが一覧表示されます。
  • 空間インデックスは、3D空間内のすべての図形の場所を格納します。

ディマンドロードが有効になっている場合、インデックスは外部参照をロードするために使用されます。画層インデックスが存在する場合、オフまたはフリーズされている画層上の図形はロードされません。空間インデックスが存在する場合、クリップ境界の外側にあるクリップされた外部参照内の図形はロードされません。

外部参照のディマンドロードは、XLOADCTLシステム変数によって制御されます。

インデックスを作成すると、図面の保存は遅くなりますが、外部参照の処理速度は向上します。したがって、外部参照として使用される図面に対してのみインデックスを作成します。

0 = インデックスなし

XLOADCTL 外部参照のロードコントロール

外部参照図形のディマンドロードをコントロールします。

ディマンドロードをONにすると、パフォーマンスが向上します。

  • 空間インデックスで保存されている外部参照をクリップする場合、クリップされた領域内の外部参照の図形のみが読み込まれます。クリップ領域が変更された場合、図形が参照図面からロードされます。
  • 画層インデックスとともに保存されている外部参照の画層をフリーズすると、フリーズ解除された画層の外部参照の図形のみが読み込まれます。外部参照に従属する画層がフリーズ解除されると、より多くの図形がロードされます。
MTFLAGS マルチスレッドフラグ

ビットコード 1024:外部参照を遅延ロード

外部参照のロードをアイドル時間まで遅らせます。

ISAVEBAK 追加分のバックアップ保存 バックアップファイル(BAK)の作成をコントロールします。オフにすると、特に容量の大きい図面の保存時間に効果があります。
ISAVEPERCENT 保存する比率 このシステム変数は完全保存を実行する頻度を制御します。完全保存では図面データベース内のすべてのデータが再編成され、コンパクトファイルが作成されます。各保存ではすべての変更が図面データベースの最後に保存されます。完全保存は、各保存よりも実行に時間がかかります。
RECENTFILES 最近のファイルリストの最大数 [ファイル]メニューの[最近使用したファイル]フライアウトと[開始]タブに表示されるファイルの数を指定します。
PROXYGRAPHICS プロキシグラフィック プロキシ図形(1)のイメージを図面に保存するかどうかを指定します。オフにすると、代わりに境界ボックスが表示されます。
PROXYNOTICE プロキシ通知 他のアプリケーションによって作成されたプロキシ図形(1)を含む図面を開くと、通知が表示されます。
PROXYSHOW プロキシ表示 図面でのプロキシ図形(1)の表示方法を指定します。
PROXYWEBSEARCH プロキシWeb検索 プログラムがオブジェクトイネーブラーをチェックするかどうかを設定します。
SAVEFORMAT 保存形式 図面を保存するときのデフォルトバージョンを設定します。
SAVEFILEPATH 保存ファイルのパス

自動保存と一時ファイルが保存されるパスとフォルダを指定します。

SAVEFILEFOLDERコマンドは、システムファイルブラウザでSAVEFILEPATHの場所を開きます。

SAVETIME 自動保存の時間間隔 自動保存の間隔を分単位で指定します。ゼロに設定すると、自動保存はオフになります。自動保存は、システム変数SAVEFILEPATHで定義されているフォルダに、.SV$ 拡張子を付けて作成されます。
VBAMACROS マクロを有効化 VBAプロジェクトのロード時、マクロを可能にするかどうか指定します。

AUTOSAVECHECKSONLYFIRSTBITDBMOD

自動保存時の、DBMOD(2)の最初のビット以外を無視 このユーザー設定をオンにすると、閲覧のみのファイルには自動保存ファイルは作成されません。

CLOSECHECKSONLYFIRSTBITDBMOD

閉じる時の、DBMOD(2)の最初のビット以外を無視 このユーザー設定をオンにすると、ファイルを表示した後、ファイルの保存要求を受けずにファイルを閉じることができます。

(1)プロキシ図形は、アドオンアプリケーションによって作成されるカスタム図形です。アドオンが現在ロードされていない、またはインストールされていない場合、図形は正しく表示できません。

(2)DBMODは、変更された図面のビットコードを示します:1 =変更されたオブジェクトデータベース、4 =変更されたデータベース変数、8 =変更されたウィンドウ、16 =ビュー変更、32 =変更されたフィールド

ドラッグ&ドロップで図面を開く

エクスプローラのダイアログからBricsCADアプリケーションウィンドウに図面をドラッグすると、図面を開くことができます。ファイルを選択し、マウスの左ボタンを押しながらBricsCADのアプリケーションウィンドウにカーソルを移動させ、マウスの左ボタンを離すと図面が読み込まれます。マウスの右ボタンを押しながらファイルをドラッグすると、コンテキストメニューが表示されます。

図面ファイルを選択した場合:

別のファイルタイプを選択した場合:

[ファイル拡張子によるデフォルト]を選択します。

  • 図面ファイルを開く
  • PDFをアタッチ
  • ラスターイメージファイルをアタッチ
  • ファイルをOLEオブジェクト(Excelスプレッドシートなど)として挿入

[ここへ挿入]を選択します。

  • 図面ファイルをカレント図面のブロックとして挿入
  • PDFをアタッチ
  • ラスターイメージファイルをアタッチ
  • OLEオブジェクトとしてファイルを挿入

[開く]を選択して、図面ファイルを開きます。

図面ファイルを開き、元の図面が上書きされないようにするには、[読み取り専用として開く]を選択します。読み取り専用図面は別の名前でのみ保存できます。

図面ファイルを外部参照として現在の図面にアタッチするには、[外部参照アタッチを作成]または[外部参照オーバーレイを作成]を選択します。

  • アタッチメント:現在の図面が外部参照として別の図面にアタッチされている場合、アタッチメントはネストされた外部参照になります。
  • オーバーレイ:オーバーレイがアタッチされている図面が外部参照として別の図面にアタッチされる場合、オーバーレイは無視されます。

[読み込み]を選択して、現在の図面にジオメトリを読み込みます。

[ここへハイパーリンクを作成]を選択すると、選択したファイルにハイパーリンクを作成することができます。

Note:
  • 図面ファイルの拡張子は、.DWG、.DXF、または .DWTです。
  • 複数のファイルを選択した場合、ファイルは1つずつ処理されます。