図面の生成
BIMSECTIONUPDATEについて
BIMSECTIONUPDATEコマンドは、BIM断面図形から断面図を生成します。このコマンドは、3Dモデル内のBIM断面図形を選択するか、生成された図面内の既存の断面を選択することで使用できます。結果は新しい図面に配置され、BIM断面図形のプロパティの結果ファイルで別のフォルダーが指定されていない限り、モデル図面と同じフォルダーに保存されます。
このコマンドの詳細については、コマンドリファレンスの記事BIMSECTIONUPDATE をご参照ください。
手順:BIM断面を生成
BIM断面は2通りの方法で生成することができます。
- モデル空間で生成
- BIMプロジェクトブラウザを使用
モデル空間
- 1つまたは複数のBIM断面図形を選択します。
- (オプション)断面のプロパティを編集します。(例:尺度、名前、結果ファイル)
- クワッドのモデルコマンドタブで断面を生成を選択します。
BricsCADは、生成された断面の数とその名前をコマンドラインに表示します。(例)
8個の断面が生成されました:
D:\Bricsys Reports\\Villa\Elevations.dwg
D:\Bricsys Reports\\Villa\Plans.dwg
D:\Bricsys Reports\\Villa\Sections.dwg
上記の例では、2つの平面、4つの立面、2つの断面が生成され、3つの図面に書き出されました。
プロジェクトブラウザ
- プロジェクトブラウザパネルの断面とビュータブで、断面を右クリックします。
- (オプション)プロパティパネルで断面図形のプロパティを変更するには、断面図形を選択を選択します。
- 今すぐ更新またはバックグラウンドで更新を選択します。
- プロジェクトブラウザパネルでプロジェクトを更新を選択します。
プロジェクトブラウザのシートセグメントに新しい断面が生成されます。
注:- BIM_SECTIONS_PREVIOUS画層:前のセクションでの生成の結果は、専用のBIM_SECTIONS_PREVIOUS画像に保存されます。これはデフォルトでフリーズされています。デフォルトではこの画層はフリーズされています。
- BIM_VIEWPORTS画層:生成されたビューポートは、必要に応じて専用のBIM_VIEWPORTS画層に配置されます。
- シートセットマネージャーは、すべてのファイルに同じフォルダーが使用されている場合、プロジェクトフォルダーが再配置された後、自動的にファイルパスを調整します。
BIM断面を開く
BIMSECTIONOPENはBIM断面図形を含むモデル図面と、対応する生成された図面の間を移動します。このコマンドは双方向で機能します。
このコマンドの詳細については、コマンドリファレンスの記事BIMSECTIONOPENをご参照ください。
- 3Dモデルから開く
- BIMプロジェクトブラウザを使用
3Dモデルから開く
3Dモデルから2Dドキュメントを開くには:
- 1つまたは複数のBIM断面図形を選択します。
- クワッドのモデルコマンドグループでモデルを開くを選択します。
- 2D断面図が開きます。
プロジェクトブラウザ
- プロジェクトブラウザパネルのシートタブで、シートビューをダブルクリックします。
選択したシートビューで2D断面図が開きます。
- プロジェクトブラウザパネルの断面とビュータブで、断面を右クリックしてコンテキストメニューから断面結果を表示を選択します。
BIM断面を更新
- 3Dモデルから更新
- 生成された2Dドキュメントファイルから更新
- BIMプロジェクトブラウザパネルから更新
2Dドキュメントが3Dモデルと同期しなくなると、プロジェクトブラウザパネルのシートタブの、対応するシートビューに赤いマークが表示されます。
シートビューがまだ更新されていない場合、プロジェクトブラウザパネルのシートタブの、シートビューにオレンジ色のマークが表示されます。
- 3DモデルからBIM断面を更新
- ビューを生成するために使用したのと同じプロセスを使用して、3Dモデルを介してBIM断面を更新します。
- 2DドキュメントファイルからBIM断面を更新
- 断面結果が赤枠で囲まれているのは、BIM断面で生成されたブロックが3Dモデルと同期していないため、更新する必要があることを示しています。これはモデル空間でもレイアウト空間でもできます。
- モデル空間でBIM断面を更新
-
- 更新する断面ブロックの上にカーソルを置きます。
- クワッド(4)のモデルコマンドグループの断面を更新を選択します。
- レイアウト空間でBIM断面を更新
-
- レイアウトタブをクリックします。
- 更新するBIM断面のビューポートの上にカーソルを置きます。
- クワッド(5)のモデルコマンドグループの断面を更新を選択します。
前のセクションでの生成の結果は、専用のBIM_SECTIONS_PREVIOUS画像に保存されます。これはデフォルトでフリーズされています。画層(6)をフリーズ解除して、変更を確認します。
BIM_SECTIONS_PREVIOUS画層の内容は色がマゼンタで表示されます。
- BIM断面結果をカスタマイズする
-
必要な設定のタイププランをBIM断面結果に割り当てることによって、BIM断面結果をカスタマイズできます。これを行うには、断面ブロックを選択し、プロパティパネルのBIMプロパティカテゴリに移動し、タイププランプロパティのドロップダウンメニューからいずれかのオプションを選択します。
タイププランを使用することにより、割り当てられた画層や画層の状態とは無関係に、モデル図形のグラフィックスをカスタマイズできます。また、背景イメージを追加して、高さに影を生成したり、断面のグラフィック品質を高めたりすることもできます。背景イメージは、モデルのアクティブな表示スタイルで作成されます。
詳細については、BIMタイププランエディターダイアログボックスおよびタイププランを使用するの記事を参照してください。
注: RENDERCOMPOSITIONMATERIALシステム変数をオンに設定する必要があります。
- プロジェクトブラウザでBIM断面を更新
-
- BIMプロジェクトブラウザパネルで断面を右クリックします。
- コンテキストメニューから今すぐ更新またはバックグラウンドで更新を選択します。
断面インジケーター、階インジケーター、グリッドコールアウト
ソース断面が平面の場合、ソース断面と交差する断面には断面インジケーターが表示されます。これらは専用のBIM_SECTIONS画層に格納されます。画層をオンまたはオフにして、インジケーターの表示を管理します。
モデル図面に階がある場合、非水平断面には階インジケーターが提供されます。
モデル図面にグリッドがあり、それがソース断面平面に平行または垂直である場合、グリッドコールアウトが提供されます。