POINTCLOUDCLASSIFY [点群分類]
点群内のそれぞれの点にクラスを割り当てます。

アイコン:
要求事項
- 点群の分類子はWindowsのみで実行されます。
- 使用するシステムのGPUはCUDA互換であることが必要です。注: GPUがCUDA互換であるかどうかは、ここで確認できます。
- 最新のNVIDIAドライバがインストールされ、実行されていることを確認します。
分類子ライブラリを準備する
- 分類子ライブラリをここからダウンロードしてください。
- アーカイブを解凍します。
- フォルダーの内容を、BricsCADのインストールフォルダーにコピーします。
- 分類子ライブラリ内のすべてのDLLファイルとUserDataCacheフォルダーを選択し、これらをインストールフォルダーにドラッグアンドドロップします。すべてのDLLファイルがコピーされ、UserDataCacheフォルダーが更新され、その中のPCCモデルフォルダーがコピーされます。
- あるいは、最初に分類子ライブラリ内のすべてのDLLファイルをコピーしてインストールフォルダーに貼り付けてから、 PCC モデル フォルダーをコピーしてインストールフォルダーのUserDataCacheフォルダーに貼り付けても構いません。
BricsCADインストールフォルダーのデフォルトパスは、C:\Program Files\Bricsys\BricsCAD V25ja_JPです。
重要: 分類子ライブラリをコピーした後、BricsCADを再度実行する必要があります。
上記の要件がすべて満たされていて、ライブラリが正しくコピーされていれば、POINTCLOUDCLASSIFYコマンドで分類子が実行されます。
使用方法
コマンドが呼び出され、モデルが選択されると、分類子がバックグラウンドで実行されます。準備ができると、結果が点群マネージャーパネルに表示されます。
注: POINTCLOUDMANAGERPANELOPENコマンドを使用して、 点群マネージャー パネルを開きます。

分類子で使用するモデルは4つあります。
- 屋内ベーシック:屋内スキャン用の10の基本クラス(壁、天井、床、窓、ドア、散乱物など)。
- 屋内シンプル:屋内スキャン用に20クラス(ベーシック+傾斜屋根、屋根設備、鉄骨構造、手すりなど)を備えたモデル。
- 屋内フル:屋内スキャン用に40クラス(シンプル+パイプ設置、ワイヤ設置、ラジエータ、配管など)を備えたモデル。
- 屋外:屋外スキャン用に5クラス(地形、植生、建物、舗装道路-ハードスケープ、騒音)を備えたモデル。
- 道路(V25.2.03以降):通常車載スキャナーで取得する点群の分類用に30クラス(植生、建物、路面、縁石、ガードレール、標識、車両など)を備えたモデル。
- 建設(V25.2.03以降):建設現場から取得した点群の分類用に15クラス(植生、建物、道路とハードスケープ、フェンシング、建設資材、トレンチングなど)を備えたモデル。
注: 屋内モデルの場合、部屋情報があれば、結果はより正確になります。部屋情報を得るには、次の手順を実行します。
- POINTCLOUDDETECTFLOORSコマンドを実行して、点群内の床を検出します。検出された床は、点群管理パネルの建物の下に一覧表示されます。
- (オプション)床に割り当てられたポイントの選択を編集するには、点群マネージャーパネルに表示されている床を右クリックし、コンテキストメニューから修正オプションを選択します(POINTCLOUDMODIFYFLOOR コマンドの記事も参照してください)。
- POINTCLOUDDETECTROOMSコマンドを実行して、選択した床にある部屋を検出します。結果は、点群マネージャーパネルの建物の下に表示されます。
コマンドオプション
- モデルを選択
- 分類モデルを1つを選択します。
- 分類モードを選択:
- 分類子のプリセット設定を選択します。