2D Mechanical図面コマンドの概要
説明
これらのコマンドは、ISO、DIN、JIS、ANSI規格に準拠した寸法やメカニカルシンボルを作成します。
これらの注釈は、従来のAutoCAD® Mechanicalアプリケーションと互換性があります。
カレントに設定されている画層に関係なく、メカニカル図形はAM_5やAM_12など特定の画層に追加されます。
BricsCAD 2Dメカニカル図面環境
Mechanical 2Dコマンドを BricsCAD で使用するには、LOADMECHANICAL2Dシステム変数を 1 に設定する必要があります。この値は、現在のセッションを閉じた後も維持されます。メカニカル2D環境の使用例として、3つのケースが考えられます。
- 2Dテンプレートから新しい図面を作成する。
- メカニカル図形を含む既存のメカニカル2D図面を開く。注: AutoCAD® Mechanical図面のサポート対象バージョンは、最小がMechanical 2012で最大がMechanical 2021です。サポートされていないバージョンで作成されたACM図面を開こうとすると、通知画面でオプションを選択するように求められます:
- 読み取り専用で開く(図面を保存せずに表示したり、場合によって編集が可能)。
- 閉じる(図面を開かずに前の状態や画面に戻る)。
- 非メカニカル図面で作業を開始し、AMSETUPDWGコマンドを使い製図規格を追加する。
- メカニカル図形を含む図面を開いた後、他の図面にメカニカル関連データがオンデマンドで埋め込まれます。この操作は、メカニカル関連の図形を標準図面にコピーする際に可能となります。メカニカルデータに関連しない図形をコピーする場合、標準図面にメカニカルデータは充填されません。
- メカニカル図形を含む図面を開いたときに、LOADMECHANICAL2Dシステム変数がオフの場合、ステータスバーに警告バブルが表示され、状況の説明と、メカニカル2Dモジュールを有効にしてロードするためのハイパーリンクが表示されます。
BricsCAD Mechanical図面環境を制御するシステム変数
AMPOWERDIMDISPLAY システム変数
AMSYMSCALE
LOADMECHANICAL2D
MECH2DSAVEFORMAT
BricsCAD Mechanical図面形式を設定するためのコマンド
AMSETUPDWG [図面セットアップ]
寸法記入のコマンド
PDIM [パワーディメンジョン]
AMPOWERDIM_ALI [パワーディメンジョン 平行寸法]
AMPOWERDIM_ANG [パワーディメンジョン 角度寸法]
AMPOWERDIM_DIA [パワーディメンジョン 直径寸法]
AMPOWERDIM_HOR [パワーディメンジョン 水平寸法]
AMPOWERDIM_RAD [パワーディメンジョン 半径寸法]
AMPOWERDIM_ROT [パワーディメンジョン 回転寸法]
AMPOWERDIM_VER [パワーディメンジョン 垂直寸法]
メカニカルシンボルの追加に使用するコマンド
BricsCAD 2D Mechanical環境には、アクティブな製図規格に従って図面にさまざまなメカニカルシンボルを挿入するコマンドが含まれています。
AMBALLOON [バルーン注釈]
AMBOMSETTINGSコマンド
AMCLEANコマンド
AMDATUMID [データム]
AMEDGESYM [エッジ記号]
AMFCFRAME [幾何公差記号]
AMNOTE [引出線注記]
AMPARTLIST [パーツ一覧]
AMPARTREF [パーツ参照作成]
AMPARTREFEDIT [パーツ参照編集]
AMRESCALE [寸法/記号の再尺度]
AMSIMPLEWELD [簡易溶接記号]
AMSURFSYM [仕上げ記号]
AMTAPERSYM [テーパー記号]
AMWELDSYM [溶接記号]
寸法とメカニカルシンボルの編集に使用するコマンド
AMPOWEREDIT [パワーエディット]
メカニカル図面コマンドに関連するダイアログボックス
パワーディメンジョンダイアログボックス
データムIDダイアログボックス
溶接記号ダイアログボックス
仕上げ記号ダイアログボックス
パーツ参照ダイアグボックス
パーツ一覧ダイアログボックス
部品表設定ダイアログボックス