ワークスペース

WORKSPACEコマンドは、カレントのワークスペースを設定し、ワークスペースを作成、変更、および保存できます。

WSSAVEコマンドは、カレントのワークスペースを別の名前で保存し、新しいワークスペースを作成します。

WSSETTINGSコマンドは、カスタマイズダイアログボックスのワークスペースタブを開きます。

ワークスペースは特定の作業環境の設定やユーザー設定が定義されます。

以下のワークスペースを使用することができます。

  • 2D作図
  • モデリング
  • メカニカル
  • BIM
  • 土木
  • コンプリート

ワークスペースの名前は、現在のユーザープロファイルのWSCURRENTシステム変数に保存されます。

GETSTARTEDシステム変数がオンの場合、起動時にBricsCADランチャダイアログボックスでワークスペースを選択できます。

起動オプションが利用可能かどうかは、ライセンスレベルによって異なります。

起動オプション ワークスペース ライセンスレベル
2D作図 2D作図 Liteまたはそれ以上
3Dモデリング モデリング Proまたはそれ以上
土木測量 土木 Proまたはそれ以上
メカニカル メカニカル MechanicalまたはUltimate
BIM BIM BIMまたはUltimate

ワークスペースの管理

ワークスペースは、カスタマイズダイアログボックスのワークスペースタブページで定義します。

  1. カスタマイズダイアログボックスで、ワークスペースタブをクリックします。
  2. ワークスペース画面を拡張させます。
    ワークスペースの定義は以下から構成されます。
    • メニュー: 利用可能なメニューを定義します。
    • ツールバー: デフォルトで表示されるツールバーを定義します。
    • パネル:ドッキング可能なパネルの表示をコントロールします。

      パネルを右クリックし、コンテキストメニューでオプションを選択します。

      • 表示:パネルが表示されています。
      • 非表示:パネルを表示しません。
      • 変更不可:現在の状態を維持します。
    • リボン: 利用可能なリボンタブを定義します。
    • クワッドタブ:クワッドタブの順序と可用性を定義します。
    • 切替時: ワークスペースに切り替えた時に設定するシステム変数とユーザプリファレンス、および実行するコマンドを規定します。

カレントのワークスペースの設定

以下のいずれかの操作を行います:

  • ステータスバーカレントのワークスペース欄を右クリックし、コンテキストメニューからワークスペースを選択します。
  • ワークスペースツールバーでワークスペースを選択します。
  • コマンドラインにWSCURRENTと入力します。

    プロンプト表示:WSCURRENTの新しい値 <"2D作図">:

    新しいカレントのワークスペースの名前を入力し、Enterを押します。

注:
  • WSAUTOSAVEシステム変数がオンの場合、別のワークスペースに切り替えると、カレントのワークスペースのツールバー位置がCUIファイルに保存されます。WSAUTOSAVEのデフォルト値はオンです。
  • ユーザープロファイルの名前がワークスペースを参照している場合は、ワークスペースを切り替えることはお勧めしません。

ワークスペースの作成

  1. カスタマイズダイアログボックスで、ワークスペースタブをクリックします。
  2. 以下のいずれかの操作を行います:
    • ワークスペースを選択し、右クリックしてコンテキストメニューからワークスペースを付加を選択します。

      新しいワークスペースは、最後の既存ワークスペースの下に追加されます。

    • 既存のワークスペースを選択し、右クリックしてコンテキストメニューからワークスペース入力を選択します。

      選択したワークスペースの上に新しいワークスペースが追加されます。

    ワークスペースを追加ダイアログボックスが表示されます。

  3. 名前欄に新しい名前を入力し、Enterを押すか、OKボタンをクリックします。

    新しく作成されたワークスペースには、次のアイテムが含まれています。

    • 標準メニューセット
    • 標準ツールバーセット
    • すべて変更不可に設定されたパネル
    • 未設定のリボン
    • デフォルトのクワッドタブのセット
    • 未設定の切替時シーケンス

    新しく作成されたワークスペースには、デフォルのプロパティがあります。デフォルトのプロパティは、設定ダイアログボックスのプログラムオプション/ワークスペースでも使用できます。

ワークスペースの編集

  1. カスタマイズダイアログボックスで、ワークスペースタブをクリックします。
  2. ワークスペース画面を拡張させます。
  3. (オプション)メニューセットの編集:
    • 順番を変更:メニューをドラッグします。
    • メニューの削除: メニューを選択し、右クリックしてコンテキストメニューから削除を選択します。
    • メニューの挿入:
      • リスト内のメニューを右クリックし、コンテキストメニューからメニューを追加を選択します。

        ファイルメニューはデフォルトで挿入されます。

      • ワークスペースメニューグリッドで、ID欄を選択し、一覧から目的のメニューを選択します。
  4. (オプション)ツールバーセットの編集:
    • 順番を変更:ツールバーをドラッグします。
    • ツールバーの削除: ツールバーを選択し、右クリックしてコンテキストメニューから削除を選択します。
    • ツールバーの挿入:
      • リスト内のメニューを右クリックし、コンテキストメニューからツールバーを挿入を選択します。

        標準ツールバーはデフォルトで挿入されます。

      • ワークスペースツールバーグリッドで、ID欄を選択し、一覧から目的のツールバーを選択します。
  5. パネルのプロパティを編集:
    • 切替時の動作を設定します。表示非表示、または変更不可に設定できます。
    • パネルを選択し、ワークスペースパネルでそのプロパティを編集します。
  6. リボンの構成を編集:
    • タブを追加する: 既存のタブを右クリックし、コンテキストメニューからタブを挿入を選択して、リボンタブを選択ダイアログボックスでタブを選択します。
    • タブを削除する: タブを右クリックしてコンテキストメニューから削除を選択します。
    • タブの位置を変更:タブをドラッグします。
  7. クワッド設定の編集:
    • クワッドコマンドグループの順序を変更:マウスの左ボタンを押したまま、コマンドグループを新しい位置までドラッグします。
    • クワッドコマンドグループを右クリックし、コンテキストメニューで削除を選択して、クワッドカーソルメニューからコマンドグループを削除します。
    • クワッドコマンドグループを右クリックし、挿入を選択し、リストからクワッドカーソルメニューに追加したいタブを1つ選択します。
  8. 切替時の手順を編集:

    切替時シーケンスにコマンドを追加:利用可能なコマンドペインでコマンドを選択して、切替時ノードまでドラッグします。

ワークスペースの削除

  1. カスタマイズダイアログボックスで、ワークスペースタブをクリックします。
  2. ワークスペースを右クリックし、コンテキストメニューから削除を選択します。

    確認ダイアログボックスが表示されます。

  3. はいボタンをクリックすると、選択したワークスペースが削除されます。
注: デフォルトのワークスペースはBricsCADランチャダイアログボックスで使用されるので、削除しないでください。デフォルトのワークスペースのいずれかが削除された場合、以下のワークスペースの読み込みの手順を行い、失われたワークスペースをBricsCAD インストールフォルダーのサブフォルダー(.../UserDataCache\Support\ja_JP)内のDefault.cuiから復元します。

ワークスペースの読み込み

カスタマイズダイアログボックスのファイルメニューにあるオプションを使い、別のCUIファイルからカレントのメインCUIにワークスペースを読み込むことができます。

  1. カスタマイズダイアログボックスで、ファイルメニューのワークスペースを読み込み...を選択します。

    カスタマイズファイルを選択ダイアログが開きます。

  2. ワークスペースを読み込む元のCUIファイルが保存されているフォルダーを参照します。

    デフォルトでは、CUIファイルはBricsCADのRoamable RootフォルダーにあるSupportフォルダーに保存されています。BricsCADユーザーファイルを参照してください。

  3. CUIファイルを選択します。

    選択したCUIファイル内のすべてのワークスペースを一覧表示するダイアログボックスが表示されます。

  4. リストから読み込むワークスペースを選択し、OKボタンをクリックします。

    Ctrlキーを押した状態で選択すると、複数のワークスペースを選択できます。